「円堂、もう起きようぜ」

話題を逸らそうと言ったら
すぐに却下された。

「後もうちょっと、こうしていたい」
「…………後ちょっとな」

諦めて俺も横になった。


少し時間が経ち、うとうとしていると
円堂がもぞもぞと動いた拍子に
服が捲れて円堂の指先が脇腹をなぞった。

「ひあっ」

くすぐったくて思わず声が出てしまった。

「風丸、えろい」

泣きたい。

「へへ、夏って良いよな」
「………え、なんで」

突拍子な発言に
面食らってしまった。

「だってさ、
露出が多いじゃん」

まさかあの円堂から
そんなセリフが出るとは思わなかった。

「変態」
「風丸だけだぜ」
「…ばか円堂」

その会話を最後に
俺は夢の世界へと堕ちた。





「い、今何時!?」
「…んー、3時だな…」
「うわあああ寝過ぎたあああ」
「まーいーじゃん」
「うう…宿題しようと思ったのに…」
「(寝て良かった…)」



‐‐‐‐‐‐‐‐
円堂が変態に、
風丸がエロスになってしまった。
この2人なら冬でも暑そうです。色々と。


bkm

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