思わずブフッと笑ってしまった。

「笑っただろ」
「いや…笑って…ぷっ………」
「なんねーよ!…多分」

そう言ってまたチョコレートを
一口くわえた。

「あ、そのチョコレート美味そう」

そのチョコレートは
さっき俺が食べたチョコレートとは
違う種類だった。

「これ食べてーの?」
「ああ。くれ」

俺が手を差し出すと
円堂は顔を近づけてきた。

「ん」

いつの間にか

キス、していた。

しかもベロちゅー。

「ん………っふぁ、ちょ、えんど…」
「ひゃひー?」

口の中で円堂の舌と
チョコレートと唾液が混ざり合い
結果的に甘いものになっている。

「………ぁ、えん、どぉ………」

苦しくなってきて
胸をドンドン、と叩くと
ようやく唇と唇が離れた。

「おま、……はあ、何して……」
「だってくれっつったじゃん」

けろり、と答える。

「そういう意味じゃなーい!!」

俺はバシンと円堂の頭を叩いた。

「いてっ!!」

頭をさする円堂に背中を向けた。

さっきのキスを思い出す。

(……甘かった………)

まるで、とろけてしまうくらい。





‐‐‐‐‐‐‐‐
ありがちですみませんwww
どこのラブコメだ。おい。
ベロちゅーしてしまいました…。


bkm

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