「いてっ」

「ほら、始めるぞ」

はーい、と気だるさの混じった返事をし
ノートと教科書を開いた。





10分後

「飽きた」

「はえーよ」

ビシッとチョップが入った。

「もーやだー!
特に数学、特に」

俺は机に寝そべった。

「あー、俺風丸のテストなら
100点取れるのに」

「俺のテスト?」

「生年月日とか、
何型だとか」

なるほどな、と風丸は言った。

「初めてお漏らしをしたのはいつ」「ああああああああ!!!」

俺の口は風丸の大きい手によって塞がれてしまった。

「何でそんなこと、
覚えてんだよ…」

「えへへ」

にかっと笑うと
風丸に抱きついた。

「うわっ、え、円堂」

風丸は耳まで真っ赤にしている。
ああもう、可愛い。

「えへへ、風丸大好きだー」

そう言えば風丸の顔は赤みを増すのが面白い。

「あーもう、勉強が進まん!」

「風丸が可愛いのが悪いんだぜ!」

力を強めてぎゅっと抱きしめる。
すると、風丸は何かを閃いたように
含み笑いをした。

「テスト勉強終わったら
キスしてやるよ」

「まじ!?」

ばっと離れ、風丸の肩を掴んだ。

「その代わり途中でダウンしたり
不意打ちでキスしたりしたら
一生しないからな」

「する。今すぐする」



「あ、ベロちゅーでもいいの?」

「却下」

「けち」


‐‐‐‐‐‐‐‐
山なし落ちなし意味なしで
申し訳ないです…。
バカップルを追求しました。


bkm

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