桜がちらほらと散っている。
周りは既に桜一色だ。

今日は高校の入学式だった。
これからの生活に期待しながら
式を過ごした。

HRも終わり
桜の雨の中を鬼道と共に
歩いているところだ。

「クラス同じで良かったな!」

「ああ。そういえば円堂、
部活は入るのか?」

「もちろん!サッカー部だ!」

「だと思ったよ。もちろん俺も入るよ」

二人でガッツポーズを決め
色々話したりした。

「あ、円堂。
豪炎寺から手紙来たか?」

思いついたように鬼道は言った。

「ああ。豪炎寺は律儀だな」

ちなみに内容は
こちらでは入学式も終わっただとか
まだまだ慣れないというような
ことが記されていた。

「元気でやってるみたいだな」

「だな。
…そういえば風丸とは
連絡をとっているのか?」

「………あ、実はさ…」

俺は鬼道に
手紙が来ないこと、
電話をしても本人が出ないことを
全て話した。


bkm

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -