「起きてるなら言えよな…」
「…すまん。
後ついでに記憶も戻った」
「え"!?」
鬼道が同じくらいのショックを受ければ
記憶を思い出すとかどうとか言ってた。
「じゃあ、全部…覚えているのか?」
「ああ」
風丸はにこりと笑い
改めてこう言った。
「…ただいま」
「…………おかえり!」
俺は力強く、風丸の体を抱きしめた。
「もう離さねーからな」
「…ああ」
(記憶を無くしたって)
(風丸は風丸だ)
気付くのが少し遅くなったけど
まあ、一件落着っつーことで。
おわり
「…つかここ個室じゃないから
他の患者いるんだけどな…」
「え!?あ!?
…ご、ごめんなさい」
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