「おはようございます、
おばさん」
「あら、おはよう風丸くん」
食卓に聞き慣れない挨拶が行き交った。
俺が制服を着た風丸は
より大人っぽく見え、
変な感じだ。
じーっと見ていると
風丸がこちらの視線に気付いた。
「なんだよ?」
「いや、制服似合うなって…」
そう言うと風丸は頬を朱に染めて
「ありがと」と小さく呟いた。
照れ屋な所も同じだ。
すると、俺はあることに気付いた。
(無意識に前の風丸との共通点
見つけてる)
「どうした?考え事か?」
気が付くと風丸の顔が
視界いっぱいに広がった。
「や!なん!でも!ない!」
驚いてしまって呂律が上手く回らない。
「へんなの」
風丸は苦笑いして言った。
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