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:: 年君円風(13歳と10歳)

「いちにーい!!」
「守。どうしたんだ?」
「今日何の日だか知ってるか?」
「もちろんだ。勤労感謝だよな」
「…ちがう」
「え!?…ち、違うか?」
「確かにそうだけどさ…もっとこう…語呂合わせ的な…」
「んー…いちいち…いい…にい…さん…あ、いい兄さんの日?」
「そう!さっすがいち兄!というわけで、勤労感謝の気持ちも込めてプレゼントがあるんだ」
「プレゼント?」
「ああ!あ、ちょっと屈んで。んで目瞑ってくれ!」
「ん…こうか?」
「そうそう」



ちゅ



「………………え」
「これ、プレゼント!俺お金とか無いからさ」
「……い、いま、な、なにを、」
「ほっぺにチューだけど?」
「……………ま、まままままままままま守!ど、どどどどこでそんなことおおお覚えて」
「テレビ!」
「……………そ、そっか」
「嬉しいか?」
「…超嬉しいけどな。守」
「ん?」
「俺以外にしちゃだめだぞ」
「わかった!」



ちなみに年君とは「年上の君と年下の君」の略です。

 
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