龍桜様からの頂き物!
最近の日課は、長太郎と2人でお昼を食べること
たまに宍戸先輩もいるんだけど、長太郎が好きな人だから私も好きだし、楽しい


「名前、ここついてるよ」


と長太郎がほっぺたの右のほうを指差す。


「こっち?」


と私が自分の頬を触るけど、どこにあるかわからない
長太郎がクスクス笑って手を私に伸ばす


「わ、」

「はい!取れた」


にっこり微笑んだ長太郎は、取ってくれたものをティッシュに拭き取る。



「ありがとう」
「どういたしまして」



こんな些細なやり取りで顔がにやけてくるから、必死でポーカーフェイスを気取る
…けど、だめだ。自然と笑っちゃう

長太郎も微笑んでくれる


暖かい日差し
心地よい風
小鳥の囀り


なんか幸せだなぁ



そう思えるようになったのも長太郎のおかげだと思う
私みたいな人を好きになってくれて、付き合ってくれたから



「名前、なに考えてるの?昼休み終わっちゃうよ?」



そうじゃなくても食べるのゆっくりなんだから、と私の目をジィッと見てくる。
よくわかるなぁと思いながら



「長太郎と一緒にいられて幸せだなぁって」



と言ってお茶を一口飲んだ。
長太郎は驚いたみたいで目を開いて、しばらくしてから困ったように微笑む。



「俺もだよ」



優しく長太郎の大きな両手に両頬を包まれて、おでことおでこをコツンとくっつけられた



「やっぱり幸せだ」




ゆったりとした今を


(共有していこう)
(これからも、ずっと)


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