Nowhere...?跡地 | ナノ






決勝戦


再度ATTENTIONS!

・表紙のATTENTION!にも書いてありますが、再度ここで注意を
・この話含め、この物語はオリジナルストーリーです
・青学ファンの皆様には大変申し訳ありませんが、この物語には青学は存在すらしておりません(※もちろんリョーマをはじめ青学も好きですよ!!!)
・それ故、この話で行われる決勝戦は立海VS氷帝です
・ただ単にこの2校で試合をさせたかった←
・あとまあなんか主人公たちがテニスの実力について云々言ってますが、さらりと流してください
・作者はテニスについては素人中の素人です
・深い意味はありません
・偏見と独断で構成されてます


以上、万全の体制でおk! と胸を張って言える方のみお進みください
















炎天下、ついに決勝戦が始まった

二人は一番見晴らしのいい場所を陣取り、観戦する

何時ぞやの練習試合のときのようにネットを挟んでお互い挨拶をする両校からは凄まじい闘志伝わってくる


「ついに始まったな」

「そうね」


有梨の右手にはポテトチップス

識の左手にはお気に入りの扇子

二人とも暑いと思いながらも口には出さなかった

ついに戦いの火蓋が切って落とされた



S3は忍足VS仁王


「忍足先輩と仁王先輩かー」

「柳さんのデータによると氷帝の天才って言われてるようね。この前あったときはただの変態だったけど」

「……何かされたのか?」

「されたわけじゃないけど、何かこう……なんていうの、そんなオーラが出てた」

「ぶふぉっ、ひでえっ。てか、なんで柳先輩のデータ知ってんの?」

「この前、『観戦しにくるのならこれを見ておくといい』って氷帝のデータを簡単にまとめたノートくれた」

「あの人律儀だなあ」


パリパリと有梨の手からポテチのカスが落ちる


「で、有梨はどっちが勝つと思う?」


識がズバリ聞く


「んーその忍足先輩かなー」

「ふうん、そっか」

「え、識は仁王先輩の肩持つの?」

「いや、わたしも忍足さんかなー」

「仁王さんの十分実力は知ってるけど、やっぱりメインがイリュージョンだからなー。正直なところ決定打に欠ける気がする」


激しいラリーが続いているが、それはほとんど仁王で終わっていた

様々なイリュージョンで相手を翻弄するが、氷帝の天才は感情を殺し、淡々と打ち返していく

ここはやっぱり何かと気にかけてくれていた仁王を応援したい識だったが、勝負はもうそこまで見えていた

――――――

――――

――


「ゲームセット! ウォンバイ氷帝、忍足!」


審判の声が響くのと同時に歓声が上がった


「……やっぱりか」

「んー……」


氷帝側の席からは熱烈な氷帝コールが響く

初戦は氷帝に取られてしまったが、このまま立海が黙って終わるわけがない

次はD2、宍戸鳳ペアVS丸井ジャッカルペア


「今度はどっちだ?」

「わたしは丸井さんたちだね。鳳くんや宍戸さんには頑張って欲しいけど」

「俺も丸井先輩たちだなー」


やはりいくら鳳が実力でここの場に立っているとは言え、一年という時間の経験は彼の前に越えられない壁を作る

僅かにだが、ミスをするたび、鳳のプレイに焦りが見え始めている

対する丸井とジャッカルはブレることなく安定していた


「サーブがぶれてきているな」


有梨の目が光った

有梨自身は気づいていないだろうが、いつのまにかポテチを食べる手は止まっていた

それほどまでに有梨は試合に集中していた


「ゲームセット、ウォンバイ立海、丸井桑原ペア!」


両者一勝一敗

恐らく次の勝敗によって試合の流れは大きく変わり、それはやがて優勝へ導くだろう

そして運命のS2は――


日吉若VS切原赤也






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