志摩「かーなーでーちゃーん」
奏「え、あ、志摩くん!?」
志摩「久しぶりやなあ! 元気にしてはった?」
奏「ま、まあ元気にはしてたけど。なんで志摩くんがここにいるの?」
志摩「いややなあ〜。事前の書類に書いてあったやろ? 京都支部から一人助っ人来るって」
奏「知ってたけど、まさか志摩くんとは思ってなくて」
志摩「なんでや?」
奏「だって今回の任務は手騎士と詠唱騎士のみの遠距離部隊だし……。志摩くん騎士の才能はあっても詠唱のほうは……ねえ? だから柔造さんとか、最低でも金造さんあたりがくるものだと」
志摩「酷い!! 柔兄はええとして金兄より下に見られるなんて!!」
奏「それに手騎士で上級の夜魔徳くんだっけ? がいるからってこの任務は休むまもなく最低でも二徹不回避だから絶対体力もたないよ」
志摩「いやそのとおりねんけど!! 正論なんやけど!! もうちょっとオブラートに包んで!! 俺のガラスハートが粉々や!!」
奏「……防弾ガラスの間違いじゃ?」
志摩「奏ちゃんってば本当俺に対してだけは毒舌やな……」
奏「……そう?」
志摩「って自覚なかったんかい!!」
奏「ご、ごめん。そんなつもりはなかったんだけど、傷ついてたならごめんね」
志摩「え、あ、いや、別に気にすることやないで!? せやから謝る必要もないし」
奏「あ、そうそう、一時間前に先発隊から送られてきた情報なんだけどね」
志摩「って無視かい!!」
――説明中――
志摩「長期戦やけど、時間さえかければ十分に祓えるんやな」
奏「場合によっては本部からも応援来てくれるみたいだし」
志摩「なあ」
奏「なに志摩くん?」
志摩「この任務予定通り終わったらちょっと付き合ってくれへん?」
奏「どこに?」
志摩「学校や」
奏「ふうん。別にいいけど、今立てた死亡フラグちゃんと折ってからにしてよね?」
志摩「う、うぐっ。大丈夫や!」
奏「それじゃあそろそろ行こ!」
志摩「せやな。最初から思っとったけど、奏ちゃんえろう機嫌ええな?」
奏「そう?」
志摩「なんかええことでもあったんか?」
奏「さあ、どうだろうね?」
(こうして志摩くんと普通にいられることが嬉しいなんて、聡い志摩くんならわかるよね?)
任務終了後、学校の中庭で志摩が告白します
ごめん、なんか頭がうまく働かないせいか、こんなのしかできなかった!!
二日遅れではありますが、志摩誕生日おめでとう。
私の頭の中ぐらい夢見てもいいよね。
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