本編に入れようと思ったけど、これ以上はまずいと思って入らなかった続き(簡略化)


綴「……んん!?」


ワンテンポ遅れて反応する。

と、同時に瞬く間に綴さんの顔が朱に染まる


綴「……奥村、それ本気で言ってるのか?」

雪男「冗談に聞こえました?」

綴「あのなあ……いくらなんでも度が過ぎるぞ」

雪男「僕は思ったことを言ったまでですよ?」

綴「それがダメだと言うんだ。そういうセリフはな、もっとふさわしい人に言うべき
だ!」

雪男「そんなのは僕の勝手です。だいたいなんで綴さんが狼狽えるんですか。あなただってさっき言ったでしょう」

綴「奥村が言うと洒落にならん」

雪男「それはこっちのセリフです」

綴「なぜ? 私が言うと何か問題でも?」

雪男「……綴さん。あなた、それこそ本気で言ってます?」


っていうやりとりが最後に入るはずだった。

これがあれば、せめて最後は丸く収まったかもしれない。



天然誑しの異名を欲しいままにする綴氏とそんな彼女に終始振り回されっぱなしな乙男(これでオトメンと読むらしい)雪男氏。
おかしい、これはおかしい。
あるべきセリフがあるべき人物にない。


ちなみにラストにはもうちょっと続きがありまして。


雪男「ところで綴さんは何故前髪で隠すのですか? 綺麗なのにそれこそもったいないじゃないですか」

綴「……まだ言うか」

雪男「まあまあ。それでなんでですか?」

綴「んー……突き詰めて言うなら奥村と同じように“嫌い”だからだな」

雪男「さらにその理由を聞いても?」

綴「紛い物だから、と言ったらどうする?」

雪男「紛い物……? 義眼という意味ですか?」

綴「いやいや。ちゃんとした本物さ」

雪男「じゃあどういう?」

綴「そのままの意味だ」

雪男「僕のこと試してます?」

綴「謎かけじゃない。まあ捉え方は人それぞれだからな」

雪男「要するに教える気はないと」

綴「酷い言い草だな」

雪男「そういうなら正解教えてくださいよ」

綴「だから言っただろう。そのままの意味だと」

雪男「……綴さんって意外と性格悪いですよね」

綴「何を今更」


っていう意味のわからない会話が続いていました。
たぶん深い意味はない(書いたわたしがいうから意味はないが、本編に逆輸入する可能性もなきにしもあらず)。

余談ですが、次の日会った時はいつもどおりに戻ってます。




以下、作品のポイント

・とりあえず情報管理部の佐藤さんを出したかった
・日常生活でメガネかけたり、ましてや目を隠さないことなんてないので、困ったときのメッフィーに登場してもらいました。
・直前に綴がどんな任務についていたかはマジで考えてません(笑)
・別に綴の秘密が関係してるわけじゃないし、後にも先にもこれっきりかなと思ったので考えなくてもいいかなって(笑)
・好きな子は驚かせたい(わたしが)
・綴は雪男が入ってきた時に気づいていたが、まあ向こうも気づいているだろみたいな感じでガン無視してました。
・メガネクイッとかツルを微妙に加えるところとかは完全に趣味です、死んできます。
・後半の目のネタは実は前々からやりたかったものだったので、このさいぶっ込んでやれと無理やりねじ込んだ。
・綴と雪男が二人きりの時のマストアイテムはコーヒー(笑)

本当はですね、綴から真正面から裸眼で見つめられてもじもじする雪男氏も入れたかったのですが、わたしが体力的に限界だった、断念。


以下、書いててよく思ったこと。

・もう(当サイトで)公式カップルでいいんじゃね?
・いや、カップルというよりは熟年夫婦?
・とりあえず付け入る隙がないよ……(頑張れすぐろん)
・一応同僚友達以上恋人未満で気の許せる友情的なLoveのつもり。
・雪男の一方通行激しいな!!
・こいつ(綴)狙ってやってるんじゃないだろうな……(書いてる人が狙って書いてるが、綴というキャラとしては完全無自覚)。

迷走が一段と目立つお話でした。



ここ最近溜まってたパワーはここに全部注いだので、しばらくはチャージ期間が続きそう。



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