○実は覗いてました

柳「あの様子だと精市の好意には全く気づいてないようだな」
切原「幸村ぶちょーが可哀想ッス……」
仁王「しかし幸村も幸村じゃのう。唇じゃなくて額にキスとは、天下の魔王が聞いて呆れるぜよ」
丸井「幸村クンって案外ヘタレなんだなー」
桑原「お前らそれ本人の前で言うんじゃねえぞ……」
柳生「しかし四条さんも鈍すぎるのも問題があると思うのですが……」
柳「全くデレなかったしな」
有梨「……え? デレなかったけど照れてたじゃないっすか」
全員「え?」
有梨「え? 気付かなかったっすか? あいつ動揺のあまり本逆さに読んでたんすよ」
全員「なん、だと……!?」

※気づいていたのは有梨だけでした


○当初考えてた冒頭


「俺、来月誕生日なんだ」


雨粒がガラスを激しく打ち鳴らす外とは対照的に一点の曇もない、晴れ晴れとした笑顔で幸村は言った。

幸村による突然のカミングアウトに識は思わず動かしていた筆をぴたりと止めた。


「は、はあ……。それがどうかしましたか」


数ヶ月前に誰かと似たような会話を交わした時と同じように返す。

少し苛立ちを含んだ物言いだったが、幸村は全く意に介さない。


「もう何か準備してるの?」

「……その前に何故わたしが渡す前提なんですか」


再び筆を動かす識。


「仁王のときは前もって準備してたのに?」

「あれはしつこく絡まれると想定していたので、その予防策ですよ」。幸村さんならそんな真似しないでしょう?」

「ふうん、まあいいや。それでさ、俺、いま欲しいモノがあるんだ」

「ご両親、もしくは部活のみなさんに言えばいいじゃないですか」

「そうなんだけど、ちょっと難しいんだよね」


当初こんな感じで書いてたけど、識がツンドラ気候すぎて全然進まなかったため没。




○その他言い訳

とりあえず今日中に更新しようと必死だったため、Not見直し、無理やり終わらせました。
時間軸は不明です。
一番最初に考えていた話とは全然違う形になってしまって、困惑、動揺、そして\死/。
本当はね、識視点でもうちょっと甘い話になったはずだったんですけど……。
そして識が鈍すぎる。
書いてて「ないわーwwwこれはなさすぎるwww」とか思いつつ、書き進めるほかはなく……。
私が今まで書いた話の中ではわりと明確に好意を表に出してる気がします、はい(当社比)。
しかし、本人があんな感じなので報われないwww
頑張れぶちょう。
あ、冒頭と最後の文章量の差に触れるのはご法度ですので!!
ぶっちゃけ冒頭の雨とか部活云々はどうしたと突っ込むのも御法t(ry

とりあえず三月中に上げれたのでもういいや。



Prev | Top | Next




「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -