ふたりきりで


太陽が沈みかけた午後5時半、教室のいちばん端の窓際。初春のやわらかい風がそよそよと長い前髪を揺らしていた。

自分以外には誰もいない静かな教室。
時間がとてもゆっくり流れている気がする。

机の上にあるジュースのプルをあげ、ひとくち口に含んだ。

ああ、

こんなにおだやかな日なのになあ












「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -