▲月∀日 はーれ






どうやら昨日、私がくノ一の子達とデートしている間に一年は組の諸君のいたずらは終わってしまっていたらしい。
……せめて一言教えてくれればよかったのに。
まあ、過ぎたことを悔やんでもしようがない。本日の事でも書こう。

とは、いったものの別に特別何か起きたわけでもないからなあ。

ああ、そういえば谷村大五郎宛に文が届いた。送り主は谷村の許婚だったらしく、珍しくあの仏頂面を崩して顔を綻ばしていた。
なんと惚れた相手が許婚だとのこと。この時代にしては稀な事な上に幸せな事だ。学園を卒業したら祝言を上げてフリーの忍になって静かに暮らすらしい。
確か谷村の家は武家であいつはそこの末っ子だったはず。なるほど、確かに実家双方にちょっと情報を流してやれば奴の理想通り静かで穏やかに暮らせるだろう。



谷村には本当に幸せになって貰いたい。





back

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -