▲月∨日 綺麗な青空






今日はなかなか運のいい日だった。
まず医務室にまたあのくせ者こと雑踏昆奈門がやってきた。まあ、別にタソガレドキ忍軍の頭に興味はないが今日は諸泉尊奈門さんが一緒に来ていた。
諸泉さんは雑踏昆奈門を連れ戻しに来ただけだと言っていたが私には充分な時間だった。
あの人の私に対する扱いは兄弟でいう弟だ。きっと諸泉さんはなんとも思っていないんだろう。だが、こちらの世にきて向こうの親愛なる両親は勿論、こちらの両親もいなかった私にはそんな些細な事がとても嬉しかった。
「お前はもう少し休め」と、そう言って頭を撫でられた。もし、私に兄がいたらこういう風なんだろうか。

二つ目の幸運はその後すぐの事、当番だったらしい乱太郎に雑踏昆奈門共々追い出され、適当にぶらついていた所、天野亜美とくノ一の子達のなにやらドロドロした現場を発見した。
今にも殺しそうな目をしているくノ一の子達の様子に気づいていないただの馬鹿なのか、後ろ盾があるからとの余裕なのかわからないが、上からの高圧的な笑みをずっと浮かべていた。なので、仕方無く間に入り天野亜美を逃がしてやった。
涙目ながらも必死に私を睨んでくるくノ一の子達を説得しつつ、甘味処へデート。
くノ一の子達ほんっとうに可愛かった。


いやあ、ほんっとうに運がいい。



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