ひたすら苦しい受験戦争に果敢に立ち向かい、無事に友人と希望していた高校入ることが出来たその次の日、私は交通事故でポックリと逝ってしまった。


痛かったなぁなんて思いつつ、透明ライフを楽しんでいると、いつの間にやら手にジャンボ宝くじを握っていた。
困っていた所を幽霊歴25年の田中さんに誘導され、宝くじの抽選会場に辿り着いた。





「当選番号は、xxxxxxx番」






周りにつられる様にして、手の中のジャンボ宝くじを見ると、ピッタリと同じ数字がそこに記してあった。隣にいた田中さんには譲ってくれとせがまれ、いつの間に背後にいたのか、金髪美人に連行され、ビックリしている暇もなく神様とご対面。
1分で三つ願い事を考えろとかいう鬼畜な命令を受けつつも、ない頭を振り絞り願い事をいうと、途端に体が光はじめ、気がついた時には、おぎゃあおぎゃあと歓喜の泣き声を上げていた。





それが、私のはじまりである。





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