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うわっちょ、神威!邪魔をすんな邪魔を!!やだなじゃましてないヨちょっとあじみを…。それを邪魔するって言うんだよォオオ!! ぎゃんぎゃん騒ぐ背中を眺めながら思わずくすりと笑う。あれからすっかり夜になった今は銀ちゃんと神威が二人で夜ご飯を作っているところ。朝ご飯と昼ご飯は結局私が作ったので掃除と洗濯と夜ご飯くらいはやらせていただきますという銀ちゃんの申し出で今に至る。神威を見ていると見た目は違うのにどうもちびっさい銀ちゃんに見えて仕方がない。行動がそっくりでなんだか笑えてくる。 「まま、神楽は?」 「まだ寝てるよ」 「神威皿ー」 「まってヨその前にあじみ、」 「その前に皿ァアア!」 ああ、幸せだなあ、なんて。しみじみ思えてしまう光景に笑みがこぼれる。土方さん宅でもきっとミツバさんをこうやって二人で労ってそれを見てミツバさんもにこにこ笑っているに違いない。土方さんも総悟くんも銀ちゃんと神威と同じような喧嘩をしてるんだろうな、うちとよく似ているから。 「うああああ!!」 「あーはいはい、どうしたの?」 今まで大人しく寝ていた神楽がえぐえぐ泣きながら手を振り回す。寝かせていたベビーベッドから抱き上げてとんとんと背中を軽く叩いてやる。ミルクはさっき神威があげたばっかりだからオムツかな、今日は神威がお世話をしてくれたのが嬉しかったのかいつもの倍は飲んでいたからきっとそうだ。 「ままはいいから、僕がやるから、」 「え、できるの?」 できるヨ!とか言いながらいつ持ってきたのか紙オムツを握り締めた神威が私の足元に走り寄る。お皿はちゃんと渡し終えたらしくちらりと銀ちゃんを見ると作り終わったカレーをよそっていた。銀ちゃんエプロンが無駄に似合うなあなんて思いながら神楽をマットを敷いた床へ寝かせておしりふきを探すために立ち上がる。 「ままはいいの、ちゃんとすわってて」 「えー、大丈夫?」 「まかしなさい」 「微妙に間違ってるよ神威くん」 神威は知らないうちにお兄さんになっているようです。
今日は母の日です
「ちょっとお二人さんー、銀さんが作ったカレー食べますよー」 「ぎ、銀ちゃん!神威銀ちゃんより器用だよ!神楽のオムツ替えてる!」 「まじでか!」
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