今日はバレンタインデー。並中の風紀委員長で有り最強の不良だかなんだかっていう雲雀恭弥さんにチョコを渡したくて黒曜からてくてく歩いて並中まで来た。校門近くまで来ると黒い学ランが目に入った。ひ、ひ、雲雀さん!…あれ、あの手に持ってるゴミ袋の中身って…。


チ ョ コ レー ト !


うわぁ…あんなに貰うんだ。六道さんも確かあれ位貰ってたよね…。…あれ?でもゴミ袋って事は…捨てるの!?



「あれ、留威ちゃん!」

「へ、あ、ツナ君?」

「此処で何してるの?並盛になんか、用?」

「あ、ああ…あのね、雲雀さんに用が…有ってね、でも、やっぱり帰ろうかな…って…」

「僕に用かい。」



ドッキーン!心臓が口から飛び出るかと思う位跳ね上がった。この声は雲雀サン…!
ぐぎぎと首を回すとやっぱり雲雀さん!!ピンチ!



「う、え、あ、ひばっ、ひばさ、ッ!」

「その手に持ってるの何?…もしかしてそこの草食動物にあげるの?」

「いや、留威ちゃんは雲雀さんに用が有るみたいですよ?じゃ、俺はこれで。」



手をヒラヒラ振りニヤニヤしながら立ち去ったツナ君。ツナ君なんか黒い…!



「僕に用が有るって事は…その手に持ってるチョコ、僕にくれるのかい?」

「あ、いや、その…ッ」



顔が真っ赤になるのが分かる。言いたい言葉は沢山有るのに出てこない。どうしよ…ッ!



「ふーん、中々美味しいじゃない。」

「……え?」

「チョコ。僕に合わせてビターにしてくれたのかい?」



…手に持っていたチョコが無い。いつの間にか雲雀さんに取られたようだ。



「でも残念だね。溶けてる。強く握り締めすぎたんじゃない?」

クスクスと笑う雲雀さん。そんなに強く握り締めちゃったかな…ッて、それより伝えたい事が!!



「ひばっ、雲雀さん!聞いてください!」

「ん?何、?」

「私、ひば、雲雀さんの事がす、ス…、」

「好き、でしょ?」



ぎゅぅうっ



「〜〜ッ!!!!」

ぼぉっと顔に火が付いたみたいに熱くなる。これって両思いなの…っ?!



「好き、だよ留威。」

「ふ、え、あ、あたッ、あたしもすす…好きで…すっ!」

「うん。…これから、彼氏彼女としてよろしく。」

「は…はい…ッ!」



あぁ神様。私は今年
やっと幸せなバレンタインデーを迎えられました…!
雲雀さん、神様、だーいすきです!














−−−−−懺悔

オチがまた見付かりませんでした行方不明。
無駄に長くなってしまいましたね(^^)←
リクエスト、有り難うございました!


  


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