「せ、んせ…」
「我慢しなさい。」
「やっ…」









「わーわーわーわーわーわーわーっ!!」
「ひゃっ!」
「直獅うるさい…。」

先日の有川の足のケガの消毒をしているが、本人はくすぐったいのか逃げようとする。
白い足だ。痕が残らなければいいが…

「冒頭の会話が凄く怪しいんだけど…」
「まだ、ですか…?」
「我慢すればすぐに終わる。」
「無視?無視なの?」

包帯を巻き直すとやっと開放されたというふうにソファーに座った。

「…あ、えと、ありがとうございました。」

にぱー。
オノマトペを使うならこれだ。何だか無性に触れたくなったもんだから最近血色の良い頬を摘まんでやった。

「それが俺の仕事だからな。」
「ふぇっ!」
「よく伸びるなー。」
「ひひゃいれす!ひひゃいれす!」
「琥太郎センセ、やめてあげて!」

今日も保健室は平和だ。





110502
gdgdサーセン



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