昼休憩のときに星月先生からご飯を食べたら保健室にきてほしいと頼まれたので行ってみると、女の子がいた。黒髪の小柄な女の子。緑色のスカーフで今年度の1年生だと思っていると、女の子は私の登場にびっくりしたらしくベッドの下に隠れてしまった。


「おー、来たか。」
「先生、今女の子がベッドの下に…。」
「またか…。夜久も来なさい。有川ー」


※※※

「すみません…びっくりすると隠れる性格みたいで…自分でも直さないとと思っているんですけどなかなか…すみません…あ、私は有川ことりです…」
「ちょっといろいろあってな、保健室登校させているんだ。お前のこと知ってるかと聞いたら知らないって言うもんだから、顔合わせとくのがいいと思ったんだ。うちの学校は女子が少ないしな。」

何で先生はもっと早く教えてくれなかったんだろう。ちっちゃくて守ってあげたくなるようなそんな感じで、たまに前髪から覗く瞳は綺麗な藍色をしている。

「私は夜久月子。月子でいいからね!ことりちゃん。」
「月子、先輩…」
「ことりちゃあああああん!!」

がばちょ。

「にゃっ!!」

すっごいキュンってした!!この子可愛い!!

「よかったな有川ー。」






授業があるのでことりちゃんにまたね、と言って保健室を出た。今日は一日中保健室に居るらしいから、放課後にでも会いに行こっと。









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