ちょこれいと
パキッ。
目の前の俺のかわいい彼女は幸せそうに板チョコを食べている。メーカーは日によって違って、メジャーな製菓会社からどこから見つけてくるのか不思議なメーカーだったり、幅は広い。
パキッ。
濃さもそれぞれ。一時期99パーセントにはまったらしく、なかなか一般のに戻せなかったらしいときもあれば、ホワイトばかり食べているときもあった。このときはさすがにみてる俺も胸焼けがした。
パキッ。
「好きだな、チョコ。」
「うん。一樹も食べる?」
パキッ。
なまえはひとかけらくわえて上目づかいをする。あー、誘ってるよな、これ。
チョコだけじゃなくてそのちいさな唇ごと噛みついた。
ちょこでちゅー。「食べられちゃうかと思った。」
110304
慣れないものを書くもんじゃないなと思い知る。
不知火がチョコレイトディスコを歌っているところをちょっとでも想像した自分を呪った←