遠い、遠い、しあわせな話。

学校の先生と生徒の恋愛だなんて、少女漫画じみた妄想だと思っていたのだけれど、私はそんな妄想の主人公になってしまった。

星月先生に恋をしました。

どんなに視界が滲んだって、触れていたい。どんなに声が掠れたって、話していたい。先生が触れてくれたほほや髪が特別意味を持つのは嘘じゃないから。

「泣き虫だな、お前は。」
「女泣かせ、」
「はは、言うようになったな。」

ほほに触れる手に触れて、私も少しだけ笑った。







塗りして
蒼く、碧く、アイに







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