掃溜め

次元の狭間に閉じ込められている系

カゲロウデイズで全ての記憶を持っているシンタローは冴えるの策略により次元の狭間に飛ばされた!とか

次元の狭間に飛ばされて、でも現実世界はまたループした。でも、シンタローは次元の狭間にいるから現実世界からシンタローの存在が抹消されるとか

シンタローを覚えているのは誰も居ない。

助けるには、元の世界にシンタローが戻るには誰かがシンタローの存在を思い出さないといけない。 そして冴えるを撃退しないといけない。

だとしたら、メカクシ団のメンバーで一番初めにシンタローの存在を思い出すの誰かな。

一体誰が最初に伸太郎の存在を思い出すんだろう。

妹か、それとも、別の誰かか

多分みんな違和感をずっと覚えてるんだろうな。
何かが足りないっていう感じ。

シンタローの存在を思い出して欲しくてがんばる焼き付けるさん。

皆はユメに見た。
赤いジャージをきた、情けないヒーローの背中を。

焼き付けるさんが頑張って皆にユメという形で記憶を見せているとか

エネ「……皆さん、私最近夢を見るんです。」
カノ「ユメ?」
エネ「赤いジャージを来た人の夢を、毎日のように見るんです。 ――みなさんもそうじゃないですか?」
沈黙。
エネ「……狙ったように開いている団員ナンバー7も、恐らく其の赤いジャージを人なんじゃないかって思うんです。」
キド「…そういえば、なんで7だけ開いてるんだ?」
カノ「え?だって…あれ?なんでだっけ?」
セト「えっと、確かトントン拍子でヒビヤくんもコノハさんもナンバーが決まっていったんですけど、キドがハッキリと8・9だっていってたっすよ?」
キド「そうだったか?」
セト「間違いないっす。」
エネ「……きっとその赤いジャージの彼は私達とともに居たんですよ。でも、何かの事件があって存在を抹消された……んじゃないかって。」
桃「そんなことできるやついるの?」
エネ「――カノさん、あなた一人だけ心当たりあるんじゃないですか?」
沈黙。
カノ「え?何で僕?」
エネ「それを私に聞きますか? 貴方が一番知っているはずですよ? ――だって、貴方。 一人でこそこそと色々してたんでしょう?」
カノ「あ。」
エネ「さあ、吐いてください。カノさん。 一体誰なのかを。」
カノ「え、ええと……」
キド「吐け。」
セト「……なんなら俺が能力使うっすよ?」
カノ「え?ま、まって言うから!能力は勘弁!」
(隠し事されてたので孤児院組はおこだよヾ(*`Д´*)ノ")
セト「さっさと吐くっすよ!」
カノ「セトいつになく攻撃的!怖いよ!目が!」
カノ「……多分、だけど。 父さんに取りついている目が冴える蛇の仕業だと想うよ。 そんな事出来るのあいつしか居ない。」
エネ「……なるほど、その目が冴える蛇っていう人が全ての元凶というわけですね?」
カノ「うん。それは間違いない。」
エネ「あとは赤いジャージの彼の名前だけ思い出せれば……」
カノ「……あれ? そう言えば、目が冴える蛇、なんか聞きなれない名前つぶやいてたような……」
エネ「本当ですか!?」
カノ「う、うん。 一回しか聞いたこと無いけど……」
エネ「其の名前覚えてますか?!」
カノ「え、ちょっとまって……思い出してみるから。」
カノ「うーん……えっと、き、きさ――きさらぎ……」
桃「え?私ですか?」
カノ「ちがう、その赤ジャージの彼の苗字多分、如月だとおもう。」
セト「如月ってことは、キサラギさんの関係者ってことっすか?」
カノ「多分そう。 えっと下の名前は――」
考えこむかの。ぐぬぬ。
カノ「し、」
「し?」
ピコーン!
カノ「思い出した! 如月伸太郎、だ!」
モモ「如月伸太郎……?あれ、なんか、聞き覚えあるような……」
エネ「……私もなんだか聞き覚えあるような気がしてきました。何ででしょう、記憶の中に其の人物に関する記憶など無いというのに。」
沈黙。
 
?「なら、思い出してみるかい?」

キド「誰だ!?」
 ばっと後ろを振り返る。
 
?「やっと、ここまで来てくれたね。 うれしいよ。」

?「ボクは目に焼き付ける蛇。 如月伸太郎を主とする蛇さ。」

?「君達さえ望むなら、ボクは君たちに記憶を与えよう。 其の如月伸太郎がだれなのか、教えてあげよう。 でも、それなりの覚悟は必要さ。」

カノ「……覚悟?」
焼き付ける「――ボクは今までループしてきた世界の全てを記憶している。 その中で、如月伸太郎が存在を抹消された時間軸の記憶だけを抜き出して与えてあげられる。」

焼き付ける「でもね、この記憶はハッピーエンドなんかじゃない。  最終的に君たちは全員殺されてまたループしたのだからね。 だから君たちは覚悟しないといけないのさ。 自分たちが殺される記憶を思い出す覚悟を。」

カノ「――ッ」
焼き付ける「ここで覚悟してもらわなくちゃ、君たちは永遠にこのループからは抜け出せないのさ。 だって、このループを抜け出す鍵はボクのご主人なのだから。」
セト「それってどういう……?」
焼き付ける「そのままの意味さ。 如月伸太郎という存在が居なければ、君たちは絶対に冴えるに対抗できないんだよ。 それを見越して冴えるは如月伸太郎の存在を消したんだからね。」
モモ「そんな……」
焼き付ける「今ご主人はいろいろなものに拘束されて身動きがとれない状況にあるのさ。 ただ真っ暗闇の世界で、ひとりきりで閉じ込められているんだよ。 その苦しみが果たして君たちに理解できるかな?」
キド「……。」
焼き付ける「だからこそボクはそんなご主人を助けるために、一人でこんな場所に来のさ。 これはお願いであって、命令じゃないよ。 断るのもありだ。 でも、少しでもご主人を助けたいって想ったのなら――」

焼き付ける「お願いだから、ご主人が壊れてしまう前に……助けてあげて欲しい。」



ちなみに閉じ込められているシンタローのイメージはメカアクの蛇に拘束されているあざみさんの鎖バージョン。


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