素晴らしきかな性春 | ナノ



※頭悪いです
※下ネタかもしれない



暑い。それしか言えないくらいに暑い。どうしてこんな暑い中私は学校の屋上へ続く階段の踊場に座っているのか。答えは簡単で、この目の前に涼しげな顔をして座っている涼野に連行されたからだ。ほんと止めてほしいよね。まあ教室に帰ってもクーラーなんてものはついてないから変わらないのだけど。


「あついぃー」
「本当に暑いな」
「何でこんなとこに連れて来たのよー」
「別に意味はない。君は三角座りをするな、パンツ見えてるぞ」
「別にパンツ見えててもいいでしょーパンツなんか通り越して色々見た仲じゃんー」
「何だ誘っているのか」
「スカートの中に手を伸ばさないで下さいーここは学校ですよ、涼野くん。自重して下さいね」
「チッ・・・・」
「それに今日は危険日だから」
「知らん。私はやりたいからやるんだ」
「最低だな」
「デキたらデキたで結婚する。それで問題ないだろう」
「涼野が思ってるより重大なことなんだよ」
「興味ないな。それより私は君とセックスがしたい」
「ほんと我が儘だな」
「別にいいだろう」
「あ、帰りにハーゲンダッツ奢ってくれるならいいよ」
「それくらいなら奢ってやる」
「ちゃんと避妊してよ」
「分かった」


こうして私はそっと伸ばされた涼野の腕を受け入れた。ハーゲンダッツで身体を許すなんて安い女だなんて思われるかもしれないけど、いかんせん私も涼野も快楽には弱いのだ。まあ仕方ないよね。ようするに私も涼野もやりたかっただけっていう話。それだけ。




0906 涼野

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