くだらなくてひどく眩しい青春 | ナノ
悠太と祐希と要と千鶴と春とあなた
「メリークリスマスだよ!!」
「いえーい!!!」
「まさか今年もこのメンバーでクリスマスを過ごすとは・・・」
「まぁこの中で恋人が出来そうなのなんて悠太ぐらいだよね」
「なにおぅ!!一番俺が見込みあるだろ!!!」
「ぶっちゃけ一番ないわ」
「確かに俺も千鶴が彼氏なのだけは避けたい」
「ちょっとみんな!!千鶴くんが可哀相ですよ!!!」
「本当のことを言ったら可哀相ってこと?」
「春ちゃんまでそんなこと言うのかよ!!」
「そんなことないですよ!!!」
「まぁ正直に一番ないよね」
「こらこら、正直に言っちゃだめでしょ」
「ゆうたんヒドイ!!!」
「お前らここ人ん家ってこと分かってんのか?騒ぎすぎだろ」
「あれ、要いたの?」
「つかここ俺ん家だぞ」
「てへっ、忘れてた☆」
「死ね」
「悠太ー!!要がいじめる!!!」
「はいはい、要には祐希がお仕置きしてくれるからね」
「えーめんどくさい」
「祐希のばかぁ!!」
「まぁまぁ、落ち着いて下さいよ・・・」
「春ちゃーん!!!」
「おいおい!!ちーさんのこと忘れてるんじゃないのかね?」
「居たのかバカザル」
「むきー!!」
「というか早くケーキ食べようよ」
「シャンパンもあるよ?」
「あ、あの美味しいジュースですね!!」
「いや、お酒」
「お酒、ダメ!!ゼッタイ!!!」
「まぁいいんじゃないの?クリスマスだし」
「俺っちケーキ切るー!!」
「お前らクリスマスだからでなんでも許されると思うなよ」
「私いちごの乗ってるとこがいい!!」
「俺のいちごは君にあげるよ」
「え、いいの悠太!!!」
「・・・俺のもあげる」
「わーい!!悠太も祐希もだいすき!!!」
「あ、餌付けた」
「ちーさんのはやらないんだからな!!」
「こっちから願い下げだよ」
「ケンカしないでくださいよ・・・」
「いちごうまー!!」
「このケーキ美味しいね」
「春が作ったのよりは劣るけどね」
「お?要っち何でいちご見つめてんの?もしかしてアイツにあげちゃったりするの?!」
「・・・・・おい」
「シャンパンも美味しいんだね!!・・・・え?急に何、要」
「いちご、やる」
「・・・いいの?」
「あぁ」
「ありがとう!!」
「要顔赤いね」
「うるせ」
「楽しそうですね!!」
「まぁこんなもんでしょ」
「俺っち達の青春にカンパーイ!!」
「ちーさんうるさい」
1225 君と僕。