僕と君の七日間 | ナノ


昨日少し話してからみょうじとはよく話すようになった。朝学校に来たときに横から柔らかくおはようと挨拶をされたときはびっくりしたけど、何となくみょうじと話していると心地良かったから俺もみょうじに話かけたりした。英語の時間、左側をちらりと見るとみょうじはそれはもう気持ちよさそうにぐっすりと寝ていた。それにしても幸せそうに寝るなぁ・・・・・・・円堂みたいだ。あ、先生見られてる。そう思った後みょうじは先生に当てられた。当然ぐっすりと寝ていたみょうじにはどの問題を当てられたのかも分からない。先生が早く答えろと急かした。

「あーえっとー」
「3番って言え」
「うえ?あ、さ、3番です!!」

先生に座っていいといわれたみょうじは小さくため息をついた

「ありがとう風丸くん」
「爆睡してたな」
「え、見てたの?うわー恥ずかしい!!」
「可愛かったから大丈夫じゃないか」
「はひ?か、可愛い!?」

みょうじはガタリと椅子を揺らせた。先生がまたちらりとこちらを見た。本当のこと言っただけなんだけどな。面白いからみょうじは可愛いよ、ともう一回言ってやるとみょうじは顔を真っ赤にした。

「え、あ、風丸くんの方が、可愛いよ」
「・・・・・俺が、可愛い?」
「うん。あ、でも風丸くんは可愛いっていうか、綺麗かな」


可愛いとか綺麗とか言われてもあんまり嬉しくなかったけど、みょうじが恥ずかしそうにへにゃりと笑うものだからまあいいかって思えてしまった。







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