私は君に夢中である。
夢中と言うのは『夢の中』と書くが全く持ってその通りだと思う。知らないけれど。
たとえ真っ白な白鳥でも君が真っ黒なカラスだと言えば私の中ではそれは真っ黒のカラスとなる。
恋は盲目というのはこういうことだ。知らないけれど。

君は殴る、私を殴る。君は私の髪を引っ張って壁にぶつける。
それでも君がその後に泣きながらこう呟く。

「ごめん、違う、君を愛してるんだ」

私を抱きしめてそう呟く。
だからコレは愛だと理解する。
君が私を殴るのも蹴るのも引きずり回すのも何もかも君の愛だと理解する。

ある日君は問いかけた。

「俺は…優しくない人じゃないよな?」
「…自分ではどう思うの?」
「俺は、たまに自分がコントロールできないけれど、お前は、俺のコと分かってくれてるよな?」
「『私を愛してるのよね』」
「そうだ。愛するって言うのは優しい証拠だろ?お前も分かってくれてるんだろ?お前は愛だって事分かってるんだろ?」
「ええ、だって」

君ガソウ言ッタカラネ。

やさしいなんでしょうね
                       (あなたが言うならば、)



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