わたしがあいするべきおとうさんはうちゅうというなかでいちばんかっこいいわたしだけのおとうさんだ。だからわたしはおとうさんのこどもがほしい。あかちゃんはきらいだけれどきっとおとうさんとわたしとのこならばわたしはそのこを××することができるのだろう。そしてわたしはおとうさんを××しながらそのこにもおとうさんにまけないくらいたっぷりと××をそそいでやるのだ。そしておとうさんとそのことさんにんでしあわせだねってわらうのよ。すてきでしょう?


「おとうさんとの子供がほしいの」
 冬花になにかほしいものはないかを訊ねたとき、冬花は中学生らしかぬ妖艶な笑みを浮かべ、腹に手を当てた。おとうさん、と私を呼ぶ冬花をどうすればいいのかがわからず、私はただ子供は好きな人と作りなさいと、少し的外れなことを言った。すると冬花はきょとん、と今度は中学生らしい愛らしい目で私を見た。しかしすぐに目が細められる。
「わたしの好きな人はおとうさんよ」



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