森の入り口で(終)
by バートラム(みねふふ)
2013/02/01 02:44
「ちょっと遠くまで散歩に行きたい」と朝からミシェルが喧しく、つい根負けして出掛けてしまったのが間違いだった。もうすぐ春だなどと言われても、寒いものは寒い……。
森に入ってすぐのところでうずくまり、少しでも体温を逃すまいとする。町に帰れるだろうか、昼に気温が上がればどうにか動けるようにはなりそうだが。
儂の苦労なぞ知らぬげに、ミシェルは木の上で同種の鳥と楽しそうに鳴き交わしている。
「おい貴様、雄じゃなかろうな……うちのに手を出してみろ、ただでは済まさぬぞ」
うずくまったまま凄んでも大して怖くないだろうに、小鳥相手には充分だったらしくどこぞの馬の骨が即座に飛び去る羽音が聞こえた。
さて、どうしたものか……むくれて戻ってきたミシェルを抱えつつ、考える。
昼も寒いままだったら色々詰む。この時期に野外で夜を越すなど、自殺行為だし……ああ、寒くて頭が回らない。腹も空いてきた、畜生。春よ、早く来い。
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遅ればせながら、スレを立てさせて頂きました……!
期限は2月17日まで、人数は私含め2〜3人まででお願いします。乱入も歓迎です。
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竜のおっさんが森でグロッキーなので誰か助けてやってくだs(爆)
(2/4、期限延長しました)
(2/17、完結表記させて頂きました。ありがとうございましたー!)
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