7番通り | ナノ





雪の日に(終)
by シリル(羊心)
2012/12/01 20:57

朝まで仕事をしていたら、寝過ごして散歩ができなかった。
別にしなくてもいいんだけど、習慣になっているせいでこのままじゃどうにも落ち着かない。
…ので、寒いのは覚悟で外に出てみたけど………やっぱり寒い。

それでも、北風に苦笑いをしてマフラーをしっかり巻き直し歩いていると、ふと道端に目が留まった。

「おや」

そこにあったのは、大きな雪だるま。
近所の子どもたちが作ったのだろうか。
少しでこぼことした体やその大きさに、きっと苦労したんだろうななんて想像して、自然と口元が緩む。

…ああ、そうだ。
ふと思いついて、がさごそと魔法の媒体に使う小さな牙を引っ張り出して軽く雪だるまに触れさせ、少しだけ魔力を流す。

(よし、こんなものかな)

ささやかだけど、これで「彼」の命は幾分か長くなるだろう。
見た目は変わらないけれど、その出来に、私は1人で頷いた。


―――――――

こんにちは、いつも楽しい時間をありがとうございます羊心です。

今回はシリルをつっこんでみました。
でっかい雪だるまの前に突っ立ってますので、雪をぶつけるなり、うちの子(だるま)に何してるの!と声をかけて見たりしていただけると嬉しいです。

期間は今月末まで、シリル含め2〜3人くらいでお話しできたら…と思ってます。飛び入り大歓迎!
お相手いただけるのを待ってます(*´`*)

なお、1週間書き込みが無い場合はスレを削除させていただきます。







無題
by シリル(羊心)
2013/01/10 18:42

「…そう言われると、行かない訳にはいかない気になってくるね」

やる気はまあそれなりに、と苦笑しながら、彼女の言葉に頷く。
魔法に目を輝かせて見入ってくれた様子には、こちらもまた嬉しくなる。

「ふふ、ありがとう。私も、そう言ってもらえるだけで魔法を使えて良かったって思えるよ」

…本当に、誰かの笑顔が見られればそれだけで十分なんだ、魔法なんて。
そう思ってにこにこしていると、どうやら仕事か用事かがあるらしく、少し急いだように彼女がいくつかパンをくれて、お店の方に歩き出す。

「ありがとう、気をつけて…って、やっぱり、送るよ」

笑ってパンを受け取って私も帰ろうと…いや、暗くなりかけた道を女性一人で帰すのは駄目だろう。
帰りが遅くなるとイヴには怒られそうだけど、雪だるまにじゃあねと別れを言ってその後ろ姿を追いかけた。


―――――――

セーフです…! 私も〆切ぶっちってるので!!(オイ主催)

そ、そんなに褒めて頂けると…あんな犬ですみませんという気持ちがひしひしと…(・ω・`)
ジョーンさんにずるずるされてる所を想像するとかわいいです、主にジョーンさんが(*´`*)

〆の方向への誘導ありがとうございますー! では、このレスにて終了と言うことで…!
なんかシリルがstkっぽいことしましたが、途中で遠慮なく捨てて頂いて構わないので(・ω・´)
ここまでお付き合いいただきありがとうございました! ジョーンさん&テバさんとのお話、私もシリルもとても楽しませていただきましたー!(*´▽`*)







無題
by ジョーン(テバ)
2013/01/09 00:10

「なんだい、やる気があるんだかないんだかわかんないような返事だねぇ。まぁ、あんたがお使いに来るの楽しみにしてるよ」

ゆるい返事にからからと笑い、茶化すような言葉を添えて返した。
彼の一息で形を変える氷霧は華麗で、再び感嘆の声が漏れる。

「はぁ〜 綺麗だねぇ。魔法なんて一切使えない私からしたら、これだけ出来れば十二分だよ!」

思わず見とれていたが、先程より傾いた陽に店の片付けが済んでいないことを思い出した。

「いやぁ〜いいもの見せてもらったね。お礼と言っちゃぁなんだけど、これ貰ってよ」

そう言うと持っていたパンが2、3個ほど入った袋を押し付ける。残りで悪いね、と苦笑し帰路へと爪先を向けた。


―――――――

あ、アウトでしょうか… また大変遅くなってしまい申し訳ありません…っ

いえ、誰しもが思っていますよ。シリルさんの大人の落ち着き素敵´///` 年下のしかも女に家から引きずり出されるシリルさん^^^^かわいい^^

そろそろテーマが変わる頃だと思うので、勝手ながら終了の方向へ話を進めさせていただきます。のろのろペースに付き合ってくださりありがとうございました!シリルさんと羊心とお話し出来て楽しかったです〜!







無題
by シリル(羊心)
2012/12/25 21:25

「心配ありがとう、適当に頑張るよー」

もらった激励に多少の後ろめたさも感じつつ、へらりと笑った。
おまけしようか、なんて漏らした呟きに楽しげに返され、じゃあぜひお願いー、と笑いながらこちらも乗ってみる。

魔法に驚いてもらえたらしいのが楽しくて、更にふっと息を吹きかけ、氷のきらめきを宙へ広げた。

「うん、ちょっとした魔法しか使えないけどね。
でも、これでも十分見てて楽しくない?」

そう言って先ほどの氷霧を、一瞬蝶の形に舞わせる。


―――――――

いえ…毎回お待たせしてしまってすみません…!

そんな勿体ないこと言っていただけるなんてテバさんは女神さんですか…?
えー…?とか言いつつ、結局引きずられて後ろ歩いてそうですw ぜひやってやってください^^







無題
by ジョーン(テバ)
2012/12/21 22:37

「仲介人ってのはそんなに忙しいのかい。まぁ、ほどほどにしときなよ」

本当の理由を推し測れるはずもなく。多忙と解釈し、先程とはうって変わって労いの言葉をかけた。相手の呟きを聞き取ると、じゃあその時はおまけしようか、などと言い悪戯っぽく笑う。

ほら、という声に宙をなぞる指先を凝視すると氷霧が現れた。

「へぇ…!驚いたねぇ!シリル、あんた魔法使いだったのかい」

きらきらと清楚な輝きに感嘆の声をあげると同時に、彼が魔法が使えることを知り目を円くする。


――――――

いえっ羊心さんは全然遅くないですから…!

そんなことないです!シリルさんは大人の余裕があって素敵ですよ!
マードック家に時々お邪魔して、ひきこもっているシリルさんを発見しだいお外に引き摺り出すんですね^^^ジョーンならやりかねない…








無題
by シリル(羊心)
2012/12/19 04:58

「あはは、仕事のおかげでどうしても家にいる方が多くなってしまうんだよねぇ…」

叱られてしまい、言い訳しながら苦笑した。…実は仕事のせいだけじゃなく、単に外に出るのがめんどくさいってことは黙っておこう。
でも、確かにいつもイヴリンにはお世話になりっぱなしだし…今度少し手伝ってみようかな、なんて呟く。

雪だるまの冗談には元気な笑い声が返ってきて、こちらもつられてにこりとした。

「すぐ溶けてしまうのは彼も寂しいだろうし、ちょっとしたおまじないをかけたんだ」

続けて訊かれた質問にはそう答え、ほら、と、すうっと宙をなぞらせた人差し指の先に少しだけきらきらとした氷霧を出してみる。


―――――――

こちらこそ遅くなってすみません…!

元気でかっこいいお姉さんなジョーンさんと比べると、出不精のおっさんの駄目さが…。
ぜひ、どんどん叱っていただきたいです…!←







無題
by ジョーン(テバ)
2012/12/16 21:17

あまり外に出ないと聞き、呆れたように空いている方の手を腰にあてる。

「なんだい、いい大人が家にこもりっきりかい。そういや、いつもうちに来てくれるのはイヴリンだねぇ」

たまにはあんたが買い物に出てあげたらどうだい?と節介を焼き。
雪だるまのことを訊くと冗談付きのが返ってきて思わず笑う。

「あっはは だったら面白いねぇ!けど、あんたが作ったんじゃないんなら、さっきは一体何してたんだい?」


―――――
初っぱなから遅くてすみません…っ これからはもう少し早めに返信できます!

夕方少し前、了解しました!
シリルさんとジョーンは結構真逆なイメージがあるので、どんな風に絡んでいくかすごく楽しみです!








無題
by シリル(羊心)
2012/12/09 21:30

かけられた声に振り向けば、知った姿があった。

「おや、ジョーン。こんにちは。確かに、あんまりこの時間出歩かないからねー」

挨拶を返して、まあ元々外にもそんなに出ないし、なんて肩をすくめる。
そう言う彼女は配達か何かの途中だろうか。頑張ってるなぁ。

と、一人で感心していると、傍らの雪だるまについて訊かれた。

「ああ…いや、たぶん近所の子が作ったんだと思う。…もしかしたら歩いてここまで来たのかもしれないけど」

そんな冗談を言って軽く「彼」の頭を撫でる。
…自分で言っておいてなんだけど、あながちこの町じゃそれも間違いじゃないかも。


―――――――

テバさんこんにちは! 書き込みありがとうございます(*´`*)
時間は夕方の少し手前くらいかな?というアバウトなイメージです!

こちらもまったりペースでのお返事になりそうですが、よろしくお願いします!







無題
by ジョーン(テバ)
2012/12/08 22:32

老夫婦の家へパンを届けた帰り道、行きよりも一層増した寒さに指先が冷えるのを感じながら歩く。指の感覚を取り戻すために残ったパンを持ち直すと、道端に人が佇んでいることに気付いた。それが見知った人物と認めると、歩み寄っていく。

「やぁ、シリルじゃないかい。こんなとこで逢うなんて珍しいねぇ」

三日に一度はここを通るが、この時間に彼の姿を見かけたのは初めてだ。

「その雪だるま、まさかあんたが作ったのかい?」

先程彼が向き合っているものに何かをしていたように見えたため、怪訝そうに二人(片方は人ではないが)を覗き込む。

――――――

こんにちは!お世話になっておりますテバです。
せっかく参加させていただいたのでたくさん交流したいと思い書き込ませていただきましたっ
時間の設定は夜でしょうか?もし時間帯の設定がありましたら教えていただけると助かります。
掲示板での交流は年単位で久しぶりなので返信がのんびりになってしまうと思いますが、よろしくお願いします!





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