雪の日に(終)
by シリル(羊心)
2012/12/01 20:57
朝まで仕事をしていたら、寝過ごして散歩ができなかった。
別にしなくてもいいんだけど、習慣になっているせいでこのままじゃどうにも落ち着かない。
…ので、寒いのは覚悟で外に出てみたけど………やっぱり寒い。
それでも、北風に苦笑いをしてマフラーをしっかり巻き直し歩いていると、ふと道端に目が留まった。
「おや」
そこにあったのは、大きな雪だるま。
近所の子どもたちが作ったのだろうか。
少しでこぼことした体やその大きさに、きっと苦労したんだろうななんて想像して、自然と口元が緩む。
…ああ、そうだ。
ふと思いついて、がさごそと魔法の媒体に使う小さな牙を引っ張り出して軽く雪だるまに触れさせ、少しだけ魔力を流す。
(よし、こんなものかな)
ささやかだけど、これで「彼」の命は幾分か長くなるだろう。
見た目は変わらないけれど、その出来に、私は1人で頷いた。
―――――――
こんにちは、いつも楽しい時間をありがとうございます羊心です。
今回はシリルをつっこんでみました。
でっかい雪だるまの前に突っ立ってますので、雪をぶつけるなり、うちの子(だるま)に何してるの!と声をかけて見たりしていただけると嬉しいです。
期間は今月末まで、シリル含め2〜3人くらいでお話しできたら…と思ってます。飛び入り大歓迎!
お相手いただけるのを待ってます(*´`*)
なお、1週間書き込みが無い場合はスレを削除させていただきます。
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