〜佐々山の場合〜 「あ?夜眠れないって?」 「そうなんですよ、寝つき悪くって…」 「あーあれだ、寝る前にホットミルク飲むといいらしいぞ」 「へー!ホットミルクですか!」 「…何なら俺のミルクでもいいぜ?(ボソッ」 ゴンッ! 「いまのは佐々山が悪い。」 「同感だ。」 -------------------------- 「佐々山さんに聞いたのがそもそもの間違いでした。」 〜狡噛の場合〜 「体を動かしてないからじゃないか?」 「…確かに最近はデスクワークばっかですけど…」 「だったら今夜俺の部屋へ来い。いい運動法を教えてやる」 「え、あ、はい」 *** 「こ、狡がみ、さっ…!も、むり…っ!」 「何だ、もう限界なのか?」 「だ、って…狡噛さん、がっ」 「……俺が、何だって?」 「ひっ…!」 「…まあいいさ。けど、もうちょっと付き合ってもらうからな、…俺の方は終わってないんで、な」 「っ!」 *** 〜次の日〜 「はよーございマース。って、あれぎのせんせーなまえは?」 「ああ、それが朝から連絡がとれな」 「なまえは全身が痛くて動けないんだと、」 「そうなのかーははっ!なまえのやつ、なーにやってんだ、か…って、え?」 「?どうした佐々山」 「おい狡噛。何でお前そんなこと知ってんだ」 「何でって…なまえが俺の部屋で寝てるからだ。」 「は?!おま、それどーゆーって…嘘だろ?!」 「狡噛の部屋で身体を痛めたなまえがいる…おいそれはまさか」 「うわあああ俺のなまえがけがれたあああ!!」 「安心しろ佐々山、お前のじゃあない」 「ぎのせんせーそこ突っ込むとこじゃないから!!俺の上司はこんなんばっかか!」 「?」 ヒラリ 「おいコウ、何か紙が…って何だこりゃ」 「ああ、とっつぁん。それはなまえに作ってやった特別筋トレメニューだ。寝れないっていうから軽い運動を…」 「このメニューをお嬢ちゃんにやらせたのか…コウ」 「?ああ」 「…はぁ」 ------------- 「ありゃぁーお嬢ちゃんじゃなくてむ寝込むレベルだったなぁ…」 「狡噛許すまじ」 「今度の捜査、背後に気をつけろよ」 「とっつぁんギノの目が怖い」 〜宜野座の場合〜 「眠れない、か…。まぁ緊張の多い仕事だからな、」 「はい…それに冷え性なのもあってなかなか落ち着いて寝られないというか…」 「そうか…」 「?宜野座さん、どうかし」 「だったら俺の部屋で寝るか」 「ふぁっ?!」 「ああ、いやすまん変な意味ではない。…俺も結構な冷え性なんだが寝る時はダイムをベッドの中に入れているから温かくてよく寝れるんだ。」 「なるほど…!しかもついでにアニマルセラピーも受けられるんですね!」 「そういうことだ。」 「じゃあ今日早速、宜野座さんのお部屋にお邪魔させてもらっていいですか!」 「ああ、構わない。」 *** 「…ぎのざさん」 「ん、何だ?」 「こ、これは一体どういう状況で…」 「俺もダイムがいないと寝れないんでな…必然的に同じベッドで寝ることになる。すまない」 「ああうん、あの、それはいいんですが…なぜ、私は、宜野座さんの腕の中にいるんでしょうか……」 「…この方がずっと温かいだろう?」 「っ、!」 「それに、」 ぐいっ 「わっ…ぁ!」 「…人は人の心音を聞くと落ち着いて眠れるらしい。…どうだ、俺の心音は聞こえるか?」 「ぅ、ぁ、の…はい…っ」 「…それならよかった。」 「(よくない…緊張して全然眠れ、な…あ、れ…?) トクン…トクン… 「(段々、眠気、が…)」 「…おやすみ、なまえ。」 おやすみなさい、宜野座さん 発した言葉は音にはならず私の眠気とともにのまれていく。 まどろみにのまれる瞬間、彼が微かに笑ったようで空気が少しゆれた。 *** 「宜野座さんのおかげでやっと寝れました…」 「…何でそこで顔を赤らめんだ」 「ギノぉお!お前何をしたあああっ!」 「何ってn「言わせねぇよ!」 ----------------- ※ダイムはログアウトしてました。 ダイム「解せぬ」 あまりにも寝つきの悪い日が続いたので、こんな妄想をして寝てました。 …こんなんこと考えてるから頭ギンギンになっちゃうんだよ!ばか!← ギノさんの話が甘いのはわたしがぎのさん好きだからというひいきうわなにをするやめ ギノさん抱いて!!! 「…俺の話、短くね?」 気のせいなのだよ 20130611 |