「音を上げるのが早すぎやしないか?」 「っ…!」 「もう少し我慢できただろう」 「…だ、って、ぇ!」 「ん?」 「っ、はぁ…ぎのさん、が…!」 「俺が、…何だ?」 「…ぎのさん、が、攻め立てる、からぁっ!!」 「…ほう?俺のせいにするのか」 「ぁっ、や、ちがっ」 「弱いトコロを攻められてひぃひぃ言ってた奴がよく言うな」 「っ!!」 「なまえ……もっと痛めつけないとわからないのか?」 「!ゃ、やだ、もうっ、」 ガチャッ 「何、ギノ先生楽しいことしちゃってんのー!俺も混ーぜてっ!」 「…何って将棋だが、」 「えー!嘘ー!そんなんしてる会話じゃなかったじゃん!」 「……なまえが弱すぎてな、ふっ」 「!」 「?…ちぇっ、んだよー、戻ろうぜ狡噛ー」 「あ、ああ…」 「あ?どうしたんだよ将棋盤何か見て楽しいかー?」 「!…いや、何でもない。戻るぞ佐々山」 「へいへーい」 (あの並びだったらなまえの方が優勢だったはず……っておいおい) (ん?どうしたんだよしかめっ面してーあ、いつものことか) (…まさか、な) (おい無視すんなー) --------------------- そのまさか。 (…ばれちゃいましたか、ね) (どうでもいいな、…さて、続きをするとするか) (え、ちょ、待ってくださ) (勝負は待ったなしだ)ニッコリ ((ひぃっ!)こ、これは勝負じゃ…なっ、ぁ…) 予想外に宜野さんがドSになっててびっくり。← …我が家はドS宜野さんを全力で推します!(白目) |