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自室で本を読んでいたら、ふと扉の前に感じる気配。
何かと思って開けてみれば、寝巻き姿で枕を手にしたなまえがおずおずと佇んでいた。


「こんな時間に珍しいお客さんだ。…寝られないのかい?」


そう言って抱き上げながら顔を覗き込めば潤んだ瞳と視線がかち合う。


「そう…怖い夢を見たんだね。」


よしよし、と頭を撫でてやれば僕の首元に深く顔をうずめるなまえ。
我慢できなくなったのか、耳元からは小さな嗚咽が聞こえる。
背中を軽く叩きながらベッドの横まで移動すると、その小さな身体をゆっくりと下ろした。


「…?」


少しだけ赤くなった目を丸くさせて見上げてくるなまえをそのままベッドへと寝かしつけ、頭を軽く撫でてやる。


「今日はここでおやすみ、なまえが眠るまでそばにいるから。」


こくん、と頷いたのを見届けた後、近くにあった椅子に腰をかけ先ほどまで読んでいた本に手をかけると、


「…おはなし、聞きたい」


とこちらを見つめ、小さな声で告げるなまえ。
「…この本のかい?」とくすくす笑いながら聞けば、「……難しくないのが、いい」とふくれっ面をされる。


「ははっ、冗談だよ。…機嫌を損ねてしまったお姫様にはとっておきのお話をしてあげなくちゃね。」



…さて、君が眠りにつくまで何の話をしようか?



(むかしむかしあるところに王子様と…)
(…)
(…ん、あれ?もう眠ってしまったの?)
(…すぅ)
(…やれやれ、困ったお姫様だ)






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そう言ってあきれながら笑って額にキスとかしちゃってたら萌える(私が)←


槙島と幼女ぺろむsy!!な拍手をいただいたので、調子にのって第2弾。
まだまだ続くよ☆←



[baCK]




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