「それで?二人そろって大事な話ってなんだい?」 「あ、はい急に押しかけた上にごはんまで…」 「いいさ、食事は一緒にたべる人がいる方がうまいってもんだ」 「…そういえばこのテーブル、(4人がけのものだ…)」 「ああ、昔使っていたものをね、頼んで置いてもらったのさ」 「通りで見覚えが…」 「…伸元、お前覚えてたのか」 「…忘れるわけ、ないだろう」 「そう、か…。いやーでもひさびさにこのテーブルで誰かと食事をできるなんて嬉しい限りだよ。それが息子とその彼女だなんてなおさらだなぁ…(しみじみ」 「っ、…!!」ガタッ 「おいなまえなぜいきなり立ち上が」 「宜野さん!!とっつぁんを私にください!!」 「なぜそうなる」 「ははっ!ふつつかもんだが、ひとつよろしく頼むよお嬢ちゃん」 「あんたものるなっ!」 (…まったく、お前は) (だ、だってあんな顔見たら…っ) (それで?結局話ってなんだったんだ?) ((あ)) -------- 征岡さんは家族向けのテーブルで一人で食事をしていると聞いて。 …最近征岡家の妄想をしては枕を濡らす日々が続いています。うっ← |