Dec.10th 05:08 (Wed)
◎スタスカ―星月先生、梓君
「勉強出来ないなら、僕が教えてあげますよ」
振り返ると梓君が居て、にこやかに笑っていた。いや、でも一年生に頼るってなんたる醜態!本当にoh my dirty!だよ!
テスト範囲、どこですか?と言いながら近寄って来る梓君を制する事も出来ずに、ページ開く。まあ、二年の範囲なんて出来ないだろうから、すぐ諦めるよね。うん、ああ、ここ予習でやってます的な事は言わないだろう。
「ああ、ここ予習でやった所ですね」
「……ん?え?」
「え?ああ、ここ予習でやってるんですよ」
「そんな、まさか」
断る理由無くなっちゃったじゃないですか!
「はいはい、木ノ瀬もお前もそこまでだ。」
不意に聞こえてきた声。ああ、ここ保健室だ!そうだった!ナイス星月先生!
「ふっ、お前顔が茹で蛸みたいだな。…木ノ瀬も何か用事があってきたんだろ?どうした、怪我か?」
「え?ああ、そうでした。ちょっと、教科書の端で指切ったんで絆創膏を貰いに来たんです」
「そうか」
星月先生がふっと立ち上がる。絆創膏のある場所は私のすぐ隣。普段はお前が取れとか言うのに珍しい。近くにある、星月先生の顔を思わず覗き込む。すると、「何見てんだ?」と目があった。とっさに言い訳を言おうとするが、でない。そんな私を見て、星月先生は破顔した。絆創膏を取って、去り際、ポンと頭を撫でられた。
「後で俺が勉強見てやる」
◎最後にイケメンな星月先生をば
◎メモ書いてて話が出来るのは良くある
◎明日のテスト死んだ。
「言わんこちゃない」
◎BGMがP3の“キミの記憶”なんだよ…。結城君(;;)
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