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玻瑠璃(はるり) /ヤミラミ♂
臆病/辛抱強い
18歳 166p
一人称:俺
二人称:お前/あんた、君/あなた


「…あなたが一刻も早く俺から一切の興味を無くすことを願ってます。」
「只今店主は留守です。何か伝言があれば承りますが。」


鉱物(いし)屋で石詠の手伝いをしている、どこか影のある少年。
脆く希薄な雰囲気を纏っている。
基本的に何に対しても無関心。
故に誰を前にしても対応が冷めていて素っ気ない、機械的な印象。
他者との深い関わりを拒むような素振りをみせる。

実は体に鉱物が成る特異体質(奇病(?))。
この体質を気味悪がった親に捨てられ、以後極落町にて生死の境をさ迷う様な日々を送っていた過去をもつ。
数年前、偶然の流れで玻瑠璃の特異体質を知った石詠に、この先一生の生活の安定と引き換えに自分の物になることを要求されこれを承諾した。
以来表向きは住み込みで店の店員として働いているが、実際は石詠の所有物。

生まれてこの方人からの親切や愛情を受けたことがない。
むしろ両親に捨てられ極落町ではすがった先で何度も騙され陥れられと、裏切りばかり受けてきた。
そんな生い立ちから、人からの裏切りや見捨てられることに対して過剰な恐怖心を持っている。
それらのものから自分の心を守るために、はじめから信頼を抱かない また誰に対しても何に対しても期待をしない という信条を頑なに守ろうと努めた結果、現在のような人格が形成された。
強すぎる諦念は防衛本能の一種。
しかし、他者からの優しさや愛情に飢えているのもまた事実。
傷付くのは恐いが、他者への期待を捨てきれない思いも無意識下に存在している様子。
長らく生活を共にするにあたり、玻瑠璃にとっての(微妙に自分に向けられたものとは違うとしても)人生初の厚遇をし続ける石詠に対しての意識に少しずつ変化が生じてきている。

眼帯で隠された右の目は水晶で出来ており、石詠は玻瑠璃の体のなかでも特にこの部位を一等好いている。


※恋人の募集はしていません










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