※ただのバッドエンド(死ねた)
※ヒロイン=ハートピンク≠正義愛子(分かりづらくてすみません)
※捏造多し
重力に則るように、ゆっくりと身体が地面に崩れ落ちる。
瓦礫の山に落ちることとなった身体に、音と共に鈍い痛みが走った。
「本当、愚かだよねぇ君は」
そう言って私を冷たく見下ろす彼の瞳は何処か哀しみの色を孕んでいて。その理由を知らない私は、ただ彼を見上げることしかできない。
瓦礫の山には私と彼以外の人の姿は見当たらない。美しく聳え立っていたビルも何もかも、跡形もなく瓦礫と化してしまったこの光景にただただ絶望する。赤木さん達は無事だろうか、みんなは――
「ハートレッド達はまだ生きてるよ。尤も、それも時間の無駄だろうけどね」
「いき、て…よかっ、た……」
「良かった?ゼロエネルギー球が暴走して人類は滅亡に向かっているのに?」
現に君はゼロエネルギー球に殺されかけているじゃないか。
そう言われて自分の腹部に手を当てる。ぬるり、と言う感覚に手を見れば赤く染まった自身の手。そういえば腹部を貫かれたんだったな、と何処か人事のように考えた。
「ゼータは…これを、とめたかっ…だね…」
「そうだよ。だからあれ程言ったじゃない。あれは危険だって」
彼等の言葉を信じていれば、こんなことにはならなかったんだろうか。否、彼等の言うことが本当だと分かっていても、ゼロくんを、大切な仲間を殺すだなんて決断出来なかったかもしれない。
みんな、優しくて暖かい人達だから。
「ね…ゼ、タ…?」
「……なんだい?」
「もし、わたし…たち…」
彼と出会ってから今日までの出来事が、走馬灯のように蘇る。
初めて街中で出会った時のこと、一緒に動物園に出掛けた時のこと、彼が敵だと初めて知った時のこと。楽しかったことも辛かったこともみんな、今となっては大切な思い出で。
ねぇ、ゼータ。私達、敵と味方の立場じゃなかったら――
友達になれたかな?
ハッピーエンドにあこがれて、バッドエンドの夢を見る
(なれないよ、)(そう告げた彼の声を聞きながら)
(わたしは、そっと目を閉じた)
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恋戦隊を知ってる人がいるか分かりませんがゼータ夢。いい加減PSPのゲーム買いたい。
アプリでは3X、久楽さん、桃ちゃんまで攻略出来るのですが、未だににゼータが攻略対象にならないので夢で発散してみました(笑)
次こそゼータかと思ったらハートレンジャーの続編でしたし…(笑)
ゼータ攻略はよ…!(ガタガタ
恋戦隊ではハートレンジャーそっちのけでゼロくんとゼータを愛してます。
title by 確かに恋だった
20121218