【空想】本誌IFネタ。
2012/10/12 17:18


※本誌ネタバレ
※空想IFネタ。本誌の時間軸にひめを投入してみた。
※紆余曲折をえてめだか達とは和解したようです
※ひめの口調が連載以上に迷子←

大丈夫な方はどうぞ。



「このジープは新車のようだな…新しい!!」


目の前の男が手にしているのは、リボンで束ねられた艶やかな栗色の髪。
それは、間違いなく、彼女の―――――


「あああああああああお前ええええええええええええ!!!!」


両手いっぱいの鋏を目の前の男に向けて投げる。それは男の腕に刺さったが出血することはなく、痛手にすらならなかった。仕舞いには鍼治療かと嗤う。耳を劈く男の笑い声が不愉快極まりない。
馬鹿にした態度を取ってられるのも今のうちだと呟きながら、枝毛一つないなじみちゃんの髪を抱きしめる。髪からは彼女の優しい匂いがした。


「なじみちゃんなじみちゃんなじみちゃんなじみちゃんなじみちゃんなじみちゃんなじみちゃんなじみちゃんなじみちゃんなじみちゃんなじみちゃんなじみちゃんなじみちゃん」


最後に見たなじみちゃんの顔が脳裏を過ぎる。別れてから数分も経っていないのになじみちゃんが恋しい恋しい恋しい会いたい。

目の前の男は私の腕の中を見て漸く、自身の手から彼女の髪がなくなったことに気付いた様子で一瞬目を見開いた。


「ふふ、ふふふ…お前を消失すこともやり直すことも可能だけどそんな生易しいことはしてあげない苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで苦しんでそして屈辱の中で死ね」

「貴様がどうやって儂からそれを取ったのかは後で考えるとして…さっきの針治療でこの言彦を殺せると思うのか?げげげ新しい!」

「思うよ。だってお前はもう――」


彼女の髪を片手に鋏を取り出す。それを目の前の男に向けながら、私が動いた故に出遅れて身動きの取れなかった妹へ顔を向けた。


「出番取っちゃってごめんね?でも今回はどうしても譲れないから――」


こんな台詞を云うなんて、あの頃の私からは考えつかないなぁ、と内心笑う。
人生って本当に、何が起こるか分からない。


「だから、後はお姉ちゃんに任せなさい」



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本誌が面白過ぎてついカッとなってやったごめんなさい←
ひめがあの場にいたらぷっつんするよなぁ…と思ったので書いてみました。ネタなんで言彦もひめも口調気にしないで下さい←←←

本当は「お前はもう――」の後に台詞が続くのですが、空想の今後の展開のネタバレになってしまうので消失しました←

めだ箱の中ではなじみちゃんが一番好きなので最近の本誌気が気でない…_(:3 」∠)_
でも半纏が私好みのイケメンすぎてときめく(*´`*)半纏夢書きたいです。


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