春樹はポロポロと涙をこぼしながらグロテスクな性器を舐める。
その様は、眩暈がするようなエロティックな状景で、あまりにも淫猥だった。

無理矢理くちに咥えさせれば、先端を含んだ熱い口内とぎこちなく撫でる舌が心地良く、あっと言う間に男のペニスを育て上げていく。
それを見ながら男は握らせた指を動かさせ、拙い他人の愛撫と視覚から刺激する興奮に、ペニスは硬く勃起していった。


「ん…ああん……むぅ…ちゅ…あっ…んふっ…ちゅる…」

「やべぇ…マジ可愛いー、俺、春樹ちゃん限定でホモかも」

「ぎゃははは、ウケるー!」

「ハァ…ッ、……つーか、これマジでやべぇよ…チンコ溶ける…っ」


緩やかだった動きが忙しなくなり、今や激しいピストンに変わっていた。
両足を抱え、ぐちゅぐちゅと音を立てながら腰を振る。
突き上げられた前立腺に、春樹は頭の中が真っ白に散ったようになり、咥えていたペニスを放して喘ぎ声を上げた。


「ああん! あっ、あぁぁっ、ひゃぁあ!やあぁあン!」

「気持ち良いからって、お口お留守にすんなよな」

「ほら、手も動かせよ」


再び口の中に含まされ、悲鳴の変わりに唾液を纏わせた舌で吸い付いてしまう。
促されるまま、ピストンに倣うように指を動かしてしまう。

もう訳が分からない。

尻を出入りする塊が、腹を突く衝撃が、口の中の青臭さが、指に伝わる脈打ちが。
春樹を浸食していく。


「っ、イく…!」


深くねじ込まれたペニスがぶわりと膨らみ、次に熱い精液が吐き出された。
ビクビクと跳ねながら注ぎ込まれ、春樹の腹が熱くうねる。


「次、俺な!」


春樹の手から取り戻したペニスを、出て行ったばかりのアナルに一気に挿入する。
感極まった声を上げてねっとり抽挿し、我慢ならないとばかりに激しく揺さぶられる。
口の中のペニスも弾けて、熱く生臭い苦い味が一杯に広がった。

頭が真っ白だ。
体が熱い。
もう何も考えられない。


「ああぁぁー…!!」


アナルを擦られる感覚に、春樹はとうとう自身も白濁を散らしたのだった。



――――――――――――――――――――――――――――――――――



「春樹ちゃ〜ん」


猫なで声と一緒に肩を叩かれ、春樹はびくりと震えた。
振り向かなくても分かる、いつもの不良上級生たちに、体は自然と強張った。
肩を抱かれ、耳に唇を寄せられ、ひっそりと囁かれる。


「これから俺たちと遊ぼうぜ?」


一週間前、あの空き教室で散々と陵辱された記憶が蘇り、春樹はぶるりと震えた。
それが恐怖からではないのが、勝手に熱くなる体が証明してしまった。


「断る筈ねえよな、春樹ちゃん気持ち良いの好きだろ?」

「あんなにエロい声出しまくって、止めてとか言いつつ自分で腰振ってた淫乱だもんな?」

「ここにチンポ入れて中出ししてやるからさ」


ズボンの上からアナルをつつかれ、春樹は熱い息を吐いた。
直腸を擦られる感覚、精液を苦しいくらい出された感覚。
思い出すだけで春樹の頭は霞みがかっていく。

春樹は小さく頷いた。


END


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