男の腰が打ち付けるものへと変わり、ソファベッドが軋む。
愛液が泡立つ音がやけに耳について、姫子は何度もペニスを締め付けた。


「ああ…っ、ん…ぁ…、あ、あ…」

「ん…姫子ちゃんいいよ…チンコしゃぶられてるみたいだ……」

「ひ…っあ…、あ…っ…、ら、め、…奥…っおく、、」

「エッチだね、ここ虐められるのが好きなんだ…?」

「ああぁ…っ、、あ、あ、ッ、あー…」


ギシギシと忙しなくソファベッドを軋ませながら、ポルチオを亀頭で責め立てられ、姫子はとぶようなオーガズムに襲われた。
絡み付き、蠢き、締め付けてくる熱い膣内にペニスが膨らむ。
ぐぐ…っと腰を押し付け、溜め息を吐いて、男は射精した。

(っ、、…こ…こんな…、こんなエッチ、知らない……)

繋がっていた膣内が収縮して、まだ下腹部が熱い。
頭の芯がぶれて散るような快感が怖くて、コンドームの処理をしている男の下から這い出ようとした。
逃げようとする姫子を俯せにし、腰を引き上げる。
新しいものに着け替えた男は、背後からペニスを突き入れた。


「ああ…っ! ん、んン……あ…っ、、…あ …あ、あー……」

「姫子ちゃん、逃げちゃだめだよ…もう一回…ね?」

「ぁ…ああ…、や…ぁ…はぁ…、、もうだめ…もう、むりだからぁ…」


泣きすする女の声に嗜虐心を煽られ、男は直ぐにストロークを大きくした。
パン、パン、と肌が鳴り合う。
開きっぱなしの窓の外は青空と緑が輝いていて、体を犯す淫らな官能と対比して現実味がない。
すぐ近くには車道がある。
車通りは少ないけれど、こんな晴れた日にはツーリングを楽しむ人もいるのに。
この川辺にもいつ人が来るかも分からないのに。
姫子の下半身がビクビクと跳ねるように震えるのを、男は楽しそうに見下ろした。


「姫子ちゃん、ずっとイってる。こういうセックス初めて?」

「あ…ああ…、や、…だめ…動かないで…あっ…あ…あ…」

「いいよ、ほら、イっちゃいな……気持ちいいね…」


コツコツと奥を叩かれ、姫子の背中がしなった。
とけた女のいやらしい声。
達した感覚に襲われるのに、膣内を犯され続けて、淫らな熱が下がらない。
気が狂いそうな官能に、頭がおかしくなりそうだ。


「姫子ちゃん、明日も、ボランティアするの?」


腰を回すように優しく揺すられて、姫子は浅い絶頂に身悶えた。
男によって得てしまった快楽が、纏わり付いて離れない。
オーガズムが続いている。
吹き込まれる淫らな声に、姫子はぶるぶると震えた。


「またここにおいで。明日も、こんな風に…気持ちいいことして遊ぼう?」

「あああ…、ひ…っ、や…やらぁ……、あ、あっ、だ…め…だめ…」

「せっかくのゴールデンウィークなんだから、皆みたいに楽しまなきゃ…。ね、一緒に、……ほら…気持ちいいね?」


ベッドに押し付けるように、いっそう深く捻りこまれる。
押し潰された子宮のその唇に、ぷちゅっ、と丸い先端が僅かに潜った。
「ひぃっ」と嬌声を上げて姫子の両膝が曲がり、男の太腿を蹴った。
ぷちゅ、ぷちゅ、と何度も出入りしていたぶるように遊ばれる。
膣内が蠢いてペニスにしゃぶりついた。


「一緒に遊んでくれるよね…?」


再び耳元へ舌とともにねっとりと吹き込まれ、姫子はペニスを締め付けた。
奥をグリグリと嬲られる。
その度に跳ね上がる両足の爪先がキュウッと丸まった。
知らなかった時にはもう戻れない。


「ああ…あ…ァ…ッ、く、る、…あしたも…っ、遊ぶ、からぁ…」

「良い子だね、約束だよ?」

「くる、くるの…あ、あ、きちゃ…あああ……っ」


頭が真っ白になる強烈な絶頂に襲われながら、姫子は壊れたおもちゃのようにがくがくと震えた。
爛れた色欲に夢中になる。

何もおかしいことじゃない。
ゴールデンウィークや連休に、男と女は羽目を外して遊ぶものなのだから。


END

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