夕日に照らされながら、何でもないように体育教師の男は笑っている。
それが恐ろしくて、恐ろしくて、姫子は教室側へと後退りした。


「姫子は本当に俺の授業をサボるのが好きだなぁ。だが、さすがに補習はサボれないよなぁ」


一歩、男が踏み込めば、その一歩分、姫子は足を後に引く。
逃げようとした足に引っ掛かって椅子が転がり、姫子はその瞬間、呆気なく捕まって抱きすくめられた。
そして強引に机へと押し倒される。

ガタガタッ、ガタン…ッ


「――ひぃ…っ!」


何が起ころうとしているのか、姫子は分からなかった。
否、分かりたくなんてなかった。
先生、何をしているの。
わたし何をされるの。

真っ青な怯えた表情でカタカタと震え、男を見上げることしか出来ない。
教え子の劣情を煽るその姿に、欲望をさらけ出した体育教師は興奮したように目尻を歪めた。


「姫子は悪い子だなぁ、サボって、先生の気を引いて。…こんな風にお仕置きされたかったのか?」

「ご、ごめんなさい、ごめんなさい…っ、もうしません、しないから、許してください…っ」

「――単位」


たった一言呟かれたそれに、姫子の体は硬直した。
ヒュッ、とおかしな呼吸になる。
息が止まったのか、吸ったのか、ひきつったのかは分からない。
それ以上、言葉を発することも出来なくなって、姫子は呆然と男を見上げた。


「なぁ姫子。単位、欲しいだろう…?」


留年なんかして、親御さんに呆れられたくないだろう?

体育教師が笑う。嗤う。
自分の立場を優位にたたせて、教え子を略取しようと欲望をさらけ出した。
おおらかな面影なんてまるでなくて、獣のような下品な男の顔で笑っている。
とうとう姫子の瞳から涙が溢れていった。


「補習、ちゃんと受けような」

「っぅ…ふ…、ひっく、…っ」


(なんで、なんで、なんで…? 何でこんなことになっちゃったの。何でこんな目に遭わなきゃいけないの。…いや、やだ、やだ…ッ)

片手で姫子の両手首を一纏めに掴んだまま、少女の上着のジッパーをゆっくりと下げる。
ズボンに指を引っ掻けてスルスルと足から引き抜けば、現れたのは紺色のブルマだった。
姫子の学校は今どきながら、時代遅れにも体操服にブルマを使っている。
教え子の乱れた体操服を見下ろして、体育教師は興奮したように笑った。


「古くさくて野暮ったいブルマがまだあるなんてな。天然記念物並みに貴重だよ。この学校の教師で良かったって思える」


体育教師は姫子をじっくり眺めながら、自分のジャージのズボンの紐を引っ張ってほどく。
ズボンを押しくるように下げると、下着に手を突っ込み、いきり勃ったペニスを引きずり出した。


「ひっ…!」

「何だ、姫子。大人のチンポ見るの初めてか? どうだ、先生のチンポでかいだろう?」


血管が浮き出るほど膨張したペニスは、グロテスクな先端をすでに我慢汁で濡らしている。
その汁が重力に従って垂れ、姫子の太ももへと落ちていった。
ブルマの厚みのある生地へ、体育教師は取り出したペニスを擦り付けた。
溢れ出てくる我慢汁が、テラテラと跡を作る。

(やだ、やだ、気持ち悪い…ッ、へんたい、さいてい…っ)

男は自分の手でペニスを上下にシゴいて、鈴口から滲み出てくるカウパー液を指に纏わりつかせた。
股間部のブルマをショーツごとずらし、ベッタリと濡れた指を割れ目へと潜り込ませてしまう。


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