どれくらい犯されただろう、背後から打ち付けてくる男の腰の動きが変わった。
腰を強く押し付けて力み、姫子の奥で思いっきり……射精した。

唇と膣内からズルリ…と出て行く。
咳こみながら姫子は震える指をのばし、ドロドロに熟れきった恥部へと触れた。


「あ、あかちゃ…ダメ…ヤだぁ…」

「掻き出してやるから、ほら、チンポの上に乗って腰振りな」


啜り泣く姫子を起き上がらせれば、完全に正気をなくしたのか、よろよろと男へと跨がってしまった。
それどころか自分の唾液にまみれたペニスを掌で支え、自ら腰を落として咥えてしまう。
いたぶられてきた子宮口を刺し貫かんばかりにゴツンと打たれ、姫子の恥部はたまらず吸い付いて締め付けた。


「あ…っ、はぁ…あー…っ」

「うっ、…すげ…この女、感度良すぎ…自分で入れてイきやがった」


…もう何度目の絶頂だろう。
イきたくないのにイって、気持ち良くなりたくないのに気持ちよくなって。

(……いま…なにしてるんだっけ…)

考えることも出来ない。
力尽きてしまった少女の背中を後ろから抱え、乳首を弄くり回しながら、細い体を上下に弾ませた。
横たわる男も姫子の腰を掴み、下からズン、ズン、と突き上げる。


「あ、あ、あ、あー…っ はぁっ、ん…ひぃんっ… あっ あぁ…ん…」

「気持ちよさそうな声出しちゃってら」

「もともとマゾだったんだろ。へたな抵抗されなくて良かったじゃん」

「こんだけ感じてんならもう『合意の上』だろ、なあ?」


男たちの好き勝手な言い様にも反応せず、姫子は与えられる快感に身を震わせた。
熱っぽく揺れる瞳から涙をこぼし、湿った吐息で喘ぎ、固い男の指に皮膚を粟立たせる。
感じるまま開けた口から舌を突き出せば、応えるように男の口内に食べられ、絡ませあって唾液を啜りあう。


「あっ、あっ、は…あん…っ、あん、…イっちゃ…イっちゃうぅ…っ」


理性をなくした濡れた声。
何度も「イく」と繰り返して、ピン、と四肢を突っ張らせる。
尾を引くようなねっとりとした絶頂は、そこで途切れることはなかった。
ビク、ビク、と感極まった痙攣が、立て続けでやってくる。


「…あ、…あっ、あんっ それ、それだめぇ…っ イく、またイっちゃう…っ! あー…イク、イくぅ…っ!」

「はぁっ、はぁっ、う…っ、俺もイク…っ、出る…っ」


止まらないオーガズムに悶える姫子を突き上げ、その蠢く膣内に男は堪えることなく射精した。
ビュクビュクと精液を吐き出す亀頭が、少女の子宮口と濃厚にぶつかり合っている。
粘ついた飛沫が子宮内にも注がれた。


「…精液たくさん中に出しちゃった。なぁ、どうする? 赤ちゃんデキちまうぞ…」

「……あ…、…や…赤ちゃんやだ… おねがい…はやく、かきだして…っ…」


啜り泣きながら少女は嫌だと首を振った。
腰をヒクヒクと跳ねさせて、背後にいる男に震える体を擦り寄せる。
奥にたっぷりと出されたザーメンはなかなか落ちてこない。
膣を下って溢れ出てくるその前に、強請られるまま最初の男が姫子を刺し貫いた。


――それから男たちは代わる代わる姫子を犯して、陵辱の時間を楽しんだ。
 
麓の神社では既に打ち上げ花火も終わり、建ち並ぶ屋台も店仕舞いが済んでいる。
あれだけ賑わっていた神社には、明かりの消えた提灯が残っているだけ。

帰路についた人々が眠りにつく頃。

山頂の人気のない駐車場では、1台の車が不自然に揺れていた。
男が煙草を吸いに時おり車外へ出てくるが、代わる代わる、足繁く車内に戻る。

――明け方近くまでその揺れがやむことはなかった。


END

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