後ろから抱きつく振りして
胸を揉んだら殴られた。
薬のない病にかかりました
未だに殴られた頬がじんじんして痛い。
花子は不貞腐れたままだ。
彼女のバストが気になるのは彼氏として当たり前でしょ。
ちょっとぐらい多めに見てくれればいいのに…
いつもならあんな平手打ち交わすことができたけど意外に花子の胸が大きくて油断してしまった。
凄くダサいな…もっかい揉むか。
「風紀委員の委員長がはしたないことしないのっ!」
「人間の本能にしたがったまでだよ」
「だからって風紀乱すな委員長が!」
「僕は風紀委員長でもあるけど君の彼氏でもあるし男だ。性に興味を持ったっておかしくないだろ?」
「疑問形で問いかけるな!しらんわ!」
純情ぶって花子も僕の下半身に興味ある癖に…
此処まで言ったら流石に変態になるから心の内に秘めとくことにした。
応接室のソファーに正座する花子は僕に太股を見せて誘っているのかな?
そんなスカート短くして欲情させたいのかっ!
やめろ。勝んだ!後、1年待とう。せめて花子が16歳になるまで待つんだ。
「…一応言っときますけど私は結婚するまで処女貫き通すから」
「えっ」
「何驚いてんのよ!」
「それ本気で言ってる?僕が欲求不満で肌ぶつぶつになってもいいの?」
「いや、それは困るけど…どんだけ我慢してんのよ」
「凄く。君を愛してなかったら押し倒して犯してるくらい」
真顔で言ったら花子はひきつった笑顔で「喜んでいいの?」て、聞いて来たからちゃんと「喜びなよ。そして僕みたいな我慢強い彼氏を持ったことに感謝するんだね」と呆れた顔で言ってやった。
「素直に喜びづらいなそんな風に言われると…」
「別に無理して喜ぶことないさ」
「雲雀のサバサバしたところが凄くスキ」
「中学卒業したら覚悟しときなよ」
「思春期な雲雀は好きじゃないかなぁ」
「別にそこを好かれようとなんか思ってない」
立ちあがった花子の後ろにまた抱きついた。
「……うんうん。普通のスキンシップは許す」
「青のチエックなんだ」
スカートにそっと手を伸ばして捲った。
今度は平手打ちを交わして花子の傍から少し離れる事ができてちょっと満足だ。
「懲りてないね…そんなに下着の色が気になるなら毎日教えてあげようか?」
「自分で確認する事に意味があるから遠慮しとくよ」
僕の楽しみは君にはきっとわからないだろうね。
(何?雲雀はやっぱり胸が大きい女がいいの)
(いや。君だったら何でもいいよ)
(雲雀……っ)
(Aかと思ったけどCぐらいありそうだね)
(おい。ときめき返せ)
(揉みがいがあるよ)(殴っていい?)