∴決定
折原 臨也、奴にあったらまず逃げる。
それが高校からのあたしの不運対策!
あいつはいつもあたしの邪魔をしてくる!おまけに人間愛ときた!
そんな奴を幼なじみに持ってしまったあたしは最悪最低な非日常を送らされる事になった。
幼稚園、気に入っていたシンデレラの本当の話を聞かされる。
小学生、大好きだった先生のキャバクラでウハウハしている場面とラブホに入る瞬間を見せられる。付いて行かなければよかった!
中学生、臨也と違う中学に入る。これでもう家に帰るとき以外会うことはないだろうと思った、がそうもいかず何故か家に帰るとあいつが我が家にいた。その頃好きだった芸能人の裏話をどーんと聞かされる、おまけに付き合っていた人が二股をかけていた事を知った。臨也が初めて人を殴るところを見た
高校生、臨也と高校が同じになった。そんで新羅と友達になってセルティさんはあたしの姐御になった!かっこいい!!まぁ、その頃のあたしはというと…
「静ちゃん今日は「臨也ぁぁ!!」あぁ、そう毎回毎回あいつはあたしの青春と色恋を邪魔して、邪魔して…
相も変わらずあたしの恋を邪魔したんだっけ。馬に蹴られて死んでまえばいいのに。
高卒後、そうそう現在でも静ちゃんを好きなあたし。バーテン服を町中で見かけたら即近づく!臨也がいないかを確認してね!
あんたはあたしの兄的存在で、それ以上もそれ以下もない。
あたしはずっと、
そう思ってるんだから。
「俺の傍にいてよ」
「何言ってんの」
あんたの傍になんか居たら命がいくつあっても足りないわよ。
「俺だけを見てよ」
「しつこい」
あたしにかまわないでよ!ほっといて!今さら、そんなこと言わないで…
「臨也は君にベタ惚れだからね」
「し、し、んら!!冗談でしょ!!」
ねぇ、俺はずっとずっとあんたしか見てないんだけどなー
嫌われたっていいさ、それであんたの笑顔見れるなら人間観察なんかよりずっといい。
「これ以上あたしの人生狂わさないで!!」
ただ愛してるだけなのに―…
「そう、じゃあバイバイ」
近すぎて、届かない。
あの日から急に消えたウザイ奴。せいせいしたはずなのに、なんでこんなに淋しいの?
『好きだったんじゃないのか?』
姐御までそんな勘違いを!そんなんじゃないですよ。
だって、だってさ、
どーせ、あいつはあたしをからかってるんだけなんだから。
チェックメイト!
(静ちゃんのどこがいいの?)
(強いし、かっこいいし、優しいし、背が高い)
(俺だってそーじゃん)
(背がないじゃん)
((そこが大事)なの?)
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