■君に捧ぐアモーレ 「ねぇ、好きっていえ」 「え?ツナさん何事!?」 何事って…なかなか好きって言ってくれない彼女に銃を向けて脅してるだけだけど? 何か問題でも?何もないじゃん。 「そーゆうのはね、脅すもんじゃないですよ」 「頷き具合がうざい。いいから言え」 「仮にも彼女なんですけどっ!」 優しいツナはどこにっ!?て叫ぶな! 俺優しいじゃん。どこが優しくないの?別に銃を向けているだけで撃ったわけじゃないし撃つつもりもな…「好き」て言ってくれなきゃ撃つかも。 「仮にも彼氏に愛の言葉一つも囁けないの?」 「時たま言うからぐっとくるんだよ」 「そんな事考えなくていいから年中無休でずっと言ってて」 「無理」「撃つよ?」 即答てひどくない?撃つふりすればめっちゃビビってるし、正直可愛い。 俺もね、こんな事したくないんだよ?たった一言言えばいい話じゃん。 結構簡単じゃない?いや、簡単に言われたら言われたでショックなんだけどさ、それこそ脳点打ち抜いちゃうかもしれない… 「そ、それ…レプリカ?」 「ううん。本物」 バァンッと眼の前で撃ったら部屋がちょっと焦げくさくなっちゃった。 俺がせっかく笑顔でお願いしてるんだからさー恐がる事なくない? 「言わない!絶対言わないからっ」 「…そっか」 俺達もう終わりだね。そんな必死に断らなくたっていいじゃんか、ケッ 誰だって傷つくよ、それはさぁ。俺本当に好きだったのになー 「そんな…脅しで言ったら、本当に好きだか伝わらないじゃんか」 え、ごめん。これ冗談。 この銃実話もう弾はいってないんだ。 「そうだよね。俺それ聞けただけで十分だわ」 「…切り替え早っ」 「何?」「何でもありません」 君に捧ぐアモーレ (ねぇ、ねぇ) (こら!お前が銃で遊ぶなんて20年早いよ!) (これ、弾入ってないじゃん) (…おかしいね) ――――――――――― くまごろた様との相方記念小説です! 黒ツナに…なっているでしょうか; むずかしいですね… これからよろしくお願いします! くまごろた様のみぉ持ち帰りおk ×
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