■少年の青吐息

僕は屋上で静かにまったり、一人で寝るのが好きだ。

好きなんだ。

それを邪魔されると腹が立って、邪魔した奴を咬み殺したくなる。

「ねーねー恭さんはどう思います?」

「君に名前を呼ばれる筋合いないし、どうも思わない」

「いやだー!冷たーい!私と恭さんの仲じゃないですかっ☆」

☆キもい。そんで、君との仲なんかない。
第一お弁当は皆でワイワイと仲良く食べるものですよね?…て、僕が群れるのが嫌いって知ってて言ってるんだよねこの子!

「でー、どう思います?」

「眠い。帰れ」

「まぢですか!帰宅許可えちゃっ」

彼女が全て言い終える前に僕が寝る前まで読んでいた小説で叩いた。
「教室に帰れ、教室に」「チッ」チッ、て何だよ。僕に喧嘩売ってるの?
痛い痛いて、頭押える割に全然痛そうじゃないんだけど!
石頭だ…そうなんだ。

「痛いじゃないですか。それと、どうです?お弁当は皆で食べるものでしょ?」

「僕は群れるのが嫌いだ」

もう、こいつに何を言っても無駄だ。脅しも効かないし…
ゴロンと寝っ転がる。あぁ、空が綺麗だ…空を見るのは止めよう。上を向いていると顔を出してきた。何で僕が君の顔を眺めないとならないんだ!

「ねー、恭さーん。皆で食べるのたのしいよー。てか、恭さん嘘でもいいんで楽しいて言って下さい。じゃないと私ツナ達とお弁当食べれない―」

「嘘でも嫌だ。…僕はあの草食動物の制で昼寝ができないのか」

なら根源を断ち切ればいいじゃないか。
すくっと立ち上がろうとしたら丁度草食動物が彼女を迎えに来た。

「何やってんだよお前―!!すいません雲雀さん!すぐ連れ帰ります!!」

「早くしてよね。次こんな事あったらすぐ咬み殺しにいくから」

「ひーーーー!!すいませんでしたーーー」

ずるずると首根っこを草食動物に引きずられて屋上を後にしようとする。
暴れてる、暴れてる。あ、でも何か彼の睨みで収まった…
草食動物はやっぱりおもしろいな、眠くなければ遊べたのに。

欠伸をして、今度こそ寝られると人安心してうとうとしかけたところで、

「恭さーーーん!今度一緒に弁当食べましょうねー」

とことん僕の邪魔する気だなあいつ!

年の青吐息
(うるさいよっ!雲雀さん起きちゃうだろ!)
(ツナの方がうるさいっ!)

((どっちもうるさいんだけど…))

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香菜様との相方記念小説!
雲雀さん主にしてみました!

これからよろしくお願いします!

香菜様のみぉ持ち帰りおk

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