■君への消失点 僕はね、とても最低な人間なんだ。 だから、君みたいな普通で純粋な子が僕なんかに近づいちゃ駄目だし、況してや特別な感情なんか抱いたらいけないんだよ。 世界を制しようとしているんだよ?別に君を傷つけようと何か思ってないけど結果的に傷ついちゃうでしょ? 「私は…邪魔ですか」 「うーん。そう言われればそうだけどね、」 「お仕事聞いていいですか?」 「やる事やれば幸せになれるの」 「白蘭さんはそれを与える人なんですね」 「するどいね」 そんな泣きだしそうな顔しないでよ。 マショマロあげるからさ!ね? 甘いよ?きっと哀しさなんか吹き飛ばしちゃうからね。 「じゃあ、もう近付きません」 「…そう。」 あれ?なんで僕がこんなモヤモヤしてるんだろ? 今ちゃんと笑ってる?なんかうまく笑えてないような気がしてきた… 僕に背を向け夜の闇に消えていく君を引き留めなくていいのだろうか? 今ならまだ間に合う、呼びとめようか…どうして? なんでそんな事考えたんだか自分でもよくわからないけど会えないのは辛いと思ったからなんだろうな。 だって、裏社会に生きる僕は表社会で生きる君に声をかけるのは難しいから。 流石にこっちの世界に君の意見なしに巻き込みたくないしね、 夜でしか会えなかった君に夜でさえ会えなくなる。 傷つけたくないし、哀しい思いをさせたくないと思い離れることを選択したのにそんな覚悟できずに僕は彼女に別れを切り出したのか、何て最低なんだ。 「好きだったんだけどなぁ」 そんな思い彼女に届くはずもない、 抱いてはいけない感情を抱いてしまったのは僕の方なのかもしれない。 君への消失点 (傍にいれなくてもいい。) (それでも貴方の事、) (好きでいていいですか?) ―――――――――――― 苺菓様との相方記念です! 白蘭/切…できてるか不安 です(´・ω・`) 苺菓様のみぉ持ち帰りおk これからよろしくお願いします! ×
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