「ねぇ、なまえ。もしも、マネージャーからクビにするって言ったらどうする?」

「いや、どうするもなにも、大人しくクビになります」

「しないけどね。君がいるだけで、だいぶ助かってるよ、本当に」

「どの意味かは聞かないでおくね」







いつも、部誌を書いてくれるのは柳。わたしが書くって言っても、書きたいから書いてるんだ、と言われて、食い下がるのをやめた。


しかし、その柳が家の用事で部活に来ていない。なので、わたしが書いているが、何故か、幸村が部室に残っている。そして、わたしを足の間に入れているのだ。後ろからお腹辺りに手を回され、肩口に顎を置かれ、まるで、カップルのようにいちゃついているみたいだけど、わたしは相手をせずに部誌を書いている。


ドアの鍵はさっき幸村が閉めていた。


幸村がそうした瞬間に、そうなるのかなーなんて思ってた。


「なぁ」

「なに?」

「シよ」



胸を揉まれる。さわさわからむにむに、どんどん進んでいって、わたしだって一瞬で気分がうつる。


シャーペンを持っていた手を、幸村の手に上から重ね、もっと触って、と言わんばかりに胸を揉む。





「積極的になったね」

「気持ちいいことが好きなだけだよー」

「なにそれ、エロいね」

「精市こそ」


こういうときには、下の名前で呼ぶように精市には言われている。なんでかは知らないけど。たぶん、精市もそんなに深い意味はなく、名前で呼べって言ったんだと思う。



精市とのセックスは、すごく感じる。なかなか激しいし、彼は言葉で攻めてくるから、それで気分が高まる。相性はそこそこに良い。



「わたし、精市とのエッチ、好きだよ」

「俺も好きだよ」

「他にどんな子つかまえてやってんの?」

「いや、俺、お前としかしてない」

「え?そうなの?」

「仁王もブン太も、きっとそのはず」

「そうなんだ…」




てっきり他にもいると思ってた。特にこの人は。仁王たちほど回数も多くないし、他で足りてるのかなーって思ってた。

「お前だけだよ、こんなに燃えんの。てか、溜まってるから覚悟してろよ」

「うん、わかった」




裾から手を入れられ、ブラをずらされ、激しく揉まれる。相変わらずいきなりだなぁなんて思いながら、うん、すごく気持ち良い。


「んんっ」


そりゃ声だって出ちゃうわけで、少し呼吸も乱れちゃうわけで。耳元で、「やっぱり可愛いね」なんて囁かれると、ドキンと胸が高鳴るわけで。


二人とも立ち上がって、 わたしを反転させて、向かい合わせにさせる。お互いが強く求めるようにキスをする。




服を捲し上げられ、鎖骨くらいまで上げて、そこに吸い付く。すべてが官能的でいやらしい。こんなに綺麗な顔をして、マンモス校の有名人。超強豪テニス部の部長が、わたしの乳首を食い気味に舐めながら、ちんこ勃ててるって、すごい。



「なに考えてんの?」

「いやぁ、勃ってるなあって」

「そりゃ勃つよ」



すりすりーって触ってあげて、大きくなり始めなそれ。かわいいなぁ。ベルトを外し、黒のボクサーパンツを脱がすと、ぴよん、と出てきた彼。



久々に見たなぁ。そんなにヌいてなかったのかぁ、って部活の忙しさを振り返る。



「なまえのフェラ、好きだなぁ」

「なにそれ、嬉しい」



しゃがみこむ。裏筋から、ぺろぺろ舐めながら、ピチャピチャと音を立てる。この感覚、わたしも大好き。きっと、喜んでるっていうのが、分かるし、わたしの舌に弄ばれてるのが、あの、幸村精市のちんこだって考えると、ほんとに、熱くなる。手で扱きながら舐め回したあと、パクッてくわえる。わたしの口のなかで、だんだん大きくなる精市のが、愛しくて仕方ない。



「ほんと、エロいよ。お前は」


一生懸命、くわえてあげる。大きいから、喉まで突きそうだけど、がんばる。





荒くなる精市の息

気持ちよくなって欲しい



「んっ…悪い、…でるっ」






白濁を、口に受け止めた。








「ごめん、お前が上手いから、気持ちよくて」

「いいよ、嬉しい」

「仁王とブン太は、しょっちゅうこんなのしてもらってんのか。ずるいな」

「うん、よく頼まれるよ」





「じゃあ、続き。やるよ」









脇の下に手を入れられ、立たせてもらう。彼の首に手を回し、わたしは、片足を左手に持ち上げられて、右手は太股の辺りを触られる。じれったいなぁ。


「はやく触って」

「なまえはせっかちだなぁ…どこを触って欲しいの?」

「アソコ」

「はっきり言わなきゃ、俺は分かんないよ」

「はやくまんこ触ってって言ってんの」

「よろしいよろしい」



パンツの上から触れられる。当然に濡れてる。脱がそうと、指を引っ掻けたら、精市が気づいた。


「あ、今日ヒモなの?脱がせやすいね」


両横のヒモをしゅるるって解いて、パサッと落ちたピンクの紐パン。いやー履きやすくて好きだよ、紐パン。割りと紐パン持ってるしね。

直接、精市がの指が触れる。


「ほんと、よく濡れてるね」

「う、ん、あん、あっ、」

「クリトリス好きだよね、なまえは」

「うん、そう、だ、よぉっ」

「気持ち良さそうだね」

「んっんっ、あっ、あ、はぁっ」


もう、ぐちゅぐちゅと卑猥な水音が聞こえてきて、なんだこれ、ほんとエロすぎ。気持ちがイイ。ナカに指が二本入れられて、いつものいいところを突いてくる。本当に、なんでこんなにわたしの体の感じるところをこんなに知り尽くしているんだろう。毎回ちゃんとわたしを見てくれてるのかな。反応とか。



「う、んんっ!はぁん…き、もち、…い、あっ!」

「だって、俺が手マンしてるんだしね」

「ん、あっあっあっ!イ、く、はぁっ!ああっ!」

「だめ。イかせてあげない」

「えっ……?なんで?………あっん!んん!はぁっ」



イく寸前で止められて、また指の動きは再開。なにそれ、ずるいよ。


「よし、もう挿れていいよね」

「きて、きてっはやく、!」

「はは、わかったわかった。えっちななまえちゃんは、我慢できないんだねー」

「んっ!ああっ!おっき、んっ!…あっ、は、いったね、」

「うん、動くよー」

「うんっ」

「その前に、おねだりしようか」

「せーいちの、おっきいちんちん、わたしの、ぉっ、なかを、激しく、突き上げて、ください」

「ちょっと待って。なまえ、俺、言えって言ってないよね?どしたの?なんで今日そんな淫乱なの?」

「せい、ちとの、えっち、気持ちいい、んだもんっ!あああっ!んっはぁっ!ちん、ちん、……すっ、ごい、ああっ」

「そんな可愛いこと言うと、我慢できないよ?俺」

「我慢、しない、で、っぜんぶ、だしてよぉっ、んっ!はぁ、」



片足を持たれているせいで、奥まで当たる。精市のちんこが私のナカにずぷりと埋まって、動き出すと、もうすでに意識が飛びそう。精市とするのは久しぶりだし、はやくお互いに気持ちよくなりたいんだよ。





「はあっ、はぁ、あん、あっ、んん、」

「んっ、はあ、…き、ついよ…なまえの、まんこっ、っ、くっ…」

「ああん、はあ、んんっ、せ、い、いちっ、あんっ」

「はは、、んっ、く」

「んんっ……」


ずぼずぼぐちゅぐちゅ


淫靡な音が鳴り響く部室。

気分は高まる一方。


「んっ、はあっ、んんっ、」


体位のせいで、突き上げが半端ないのに、さらにディープキスまでかましてくる精市。もうなんなの。なんでそこまで私のイイトコロ知り尽くしてるの、もうここまでくると気持ち悪いよ。




「すっ、ごく、えっち……だよ、なまえ、」

「はあっん!あっあっ、イ、イく、ぅ、っ!」

「お、れも、っ!」

「なかに、だっ、してっ!」

「はっ、きり、いい、な、よっ、!、んっ」

「なまえの、おまん、こにっ、…ど、ぴゅどぴゅ、ざー、め、んっ、いっぱい、だ、してぇっ!はぁっ、あん、っ」

「いいこ、だねっ、俺も、イく、よ、っ」

「はぁっ!んっ!んっ!せ、い、いち、ぃっ!ああっ!」

「ん、んっ、……だす、よっ!」


なんとも言えない感じ。でも、気持ちいいし、すっごく幸せ。ナカで精市が射精するのを感じて、ザーメンを押し込むように、ぐっ!ぐっ!って突かれた。


ずぽっ


「精市、気持ちよすぎるよ」

「なまえも、すっごくえっちだし、やばかった」

「だって、エッチすきなんだもん。気持ちいいし、楽しいし」

「俺も。あ、仁王に自慢しようかな」

「何を?」

「なまえとエッチしてるーって。ここ、写真撮っていい?」

「あーそれはだめ。仁王はわたしにピル飲むなって言うし、絶対ゴム付けるって決めてるし。ピル飲んでるの言ってないしね。」

「そっか。じゃあやめとくよ」

「でも、送らないならいいよ。撮るだけなら」

「ありがとう」



支えることとは
幸村の場合


部長も、わたしで息抜き。




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