「なあ」

「んー?」

「昨日のパンツ、ピンクだったろ」

「えっ!は?ちょ…、何言ってんの?!」

「今日は薄紫だな?」

「……。パパー!エースが!」

「ちょ、待て!!ごめんって!!!」

「んあー?なんだ。どうした」

「エースがね!わたしのパ、んんっ」

「なっなんでもねーから!」

「んー!んーーんーーんーー!!」

「仲良さそうで何よりだ。グラララ」

「お、おう!!」









「おい、変態。」

「あ。…なんだよ、薄紫」

「なんなの?エースなに?何で知ってんの?」

「へ?なんでって。そりゃ見たから」

「……っ!マルコー!!!エースが!」

「エースが何だって?」

「せくはらー!」

「おめぇが短いスカート履いてるからわりぃんだろ!確かに見たくて見たけど!」

「エース、歯ぁ食いしばれ」

「は!?ちょっ、待てよマルコ!!」

「いけいけマルコー!やれやれマルコー!」

「エロい目で見てんじゃねぇよい!」

「お、落ち着けって!ま、マルコも一回くらい見たことあんだろ!?」

「…っ…(一回どころじゃねぇ)」

「ほらなっ!!おめえがそんなん履いてってからわりぃんだよ!この船には、ナース以外じゃ、お前しか女がいねぇんだぞ!!ナースはオヤジのとこからあんま出てこねぇから見かけねぇし、そのたったひとりの女は、年頃だし、普通に可愛いし、一番歳がちけぇ俺が、そんな目で見ねぇわけがねーーだろーーが!!」

「エースうるさっ。途中から耳塞いでたわ。わかったよ、明日からショーパンとか履けばいいんでしょ、ハイハイ。もういいよー。じゃあ、わたし、部屋で本読むから、サッチに晩御飯作る時間になったら呼んでって言っといて。じゃねー」


バタン



「エースてめぇなにしてくれてんだ!」

「お、おれだって、この展開は予想外だったんだっつの!」 





船のなか。



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