「隊長ぉおおお
!!いただきまああああああああす!」


「なにしてんだてめえええええ!!!」


「ぎゃふううう!!!」





シャワー中、急にドアが開いたかと思うと、すげえ勢いで変態もとい、部下のなまえが突入してきた。その、カメラ片手に、目線を下げてニタニタしながら、俺のナニを狙ってる変態を軽く殴れば、奇妙な声を上げて2メートルほど飛んだ。




「ヒドイ!隊長ヒドイ!!!わたしは女の子ですよ!?もう…っ!…でも、わたし、嬉しい!!もっと!!!!!」

「きもちわりぃな!こんのドMめ!!!海に突き落としてやる!」

「いやん!それは、おやめくださいまし!!」

「うぜえから、はやくどっかいけ!」

「え!部屋で待ってろなんて…!なにする気です?!いやあああん!!随分とハレンチな!!」


「だーもう!うるせえな!!そんなんいつもしてるだろーが!その通りだ。部屋で待ってろ」


「……」




カアアアッと、急速に顔を赤くしてゆでダコのようになったなまえは、絶句して、全速力でその場から立ち去った。













「お、大人しくしてるじゃねえか」


シャワーから戻ると、俺のベッドの上で大人しく三角座りをして、小さくなってるなまえがいた。とんでもねえ変態なのに、俺がああいうこと言うと、本当に人が変わったように…まあ、こんな感じになる。そんなとこがすげえ可愛くて…堪らん。







「隊長の、アレの写真なんて撮ってないですからね」

「いや、いらねーだろ。なんに使うんだよ」

「売れるかなぁ…と」

「嘘つけ!欲しかっただけだろ!」

「ギクッ」

「つーか、見慣れてるだろうが、流石にもう」

「ちょっ……!」




髪をタオルでガシガシ拭きながらベッドに近づくと、またもや絶句したなまえは口をぱくぱくさせながら、真っ赤な顔で俺を見つめてる。ギャップ萌え、か。うん、その通りだ。






「お前、変態だけどさ、」


「……?」

「こういう時、ほんとに可愛いよな」

「うう、やめてくださいっ」



「好きだ」

「わ、たしも好き、で…んっ」





その変態、純粋につき






(今日は俺を喜ばせろ。な?)(んなっ!…はっはっはっハレンチです!!)(写真撮ってでも欲しかったんだろ?ほら、やるよ)(!!ちょっ!隊長ォォ!!!えっちぃです隊長!いつもよりえっちぃですよぉ!!!)(いつもと変わらねえだろ)




top



- ナノ -